屋根塗装や屋根葺き替え(カバー工法)を行う際は、屋根の種類に応じた劣化症状と屋根の劣化状況を確認すべきタイミングを把握することが大切です。
そこで今回は、屋根の種類に応じた劣化症状と劣化状況を確認するのにふさわしいタイミングを紹介します。
屋根の種類に応じた劣化症状
屋根は、ストレート屋根と瓦屋根の2つの種類があります。
この2つの屋根に見られる劣化症状をそれぞれご紹介します。
*ストレート屋根
ストレート屋根の劣化症状は2つあります。
1つ目は、コケが生えることです。
日当たりや水はけが悪い面には、コケが生えやすいです。
コケは、屋根の塗膜が剥がれた箇所に繁殖する、屋根が塗膜で守られていないサインです。
高圧洗浄機でコケを取り除いた後、下塗りを行うことでメンテナンスが可能です。
2つ目は、屋根材の欠損です。
屋根材の欠損は、屋根材が脆くなり、塗膜が剥がれ、水分を吸収することで起こります。
塗装によるメンテナンスは可能ですが、既に欠損のある箇所の原状回復は困難です。
欠損が多い場合は、カバー工法といった屋根改修工事を行いましょう。
*瓦屋根
瓦屋根の劣化症状は2つあります。
1つ目は、のし瓦にズレが生じることです。
瓦のズレが生じることで、雨に濡れ膨張した土が漆喰を押し出し、棟の崩れにつながります。
この状態を放置すると、隙間から雨水が室内に侵入します。
のし瓦のズレが見受けられる場合は、棟の取り直し工事や丸瓦の設置を検討しましょう。
2つ目は、瓦の破損です。
地震や台風、落下物を原因として、瓦が破損する場合があります。
瓦の破損が目立つ場合は、瓦の差し替え工事または葺き替え工事を検討しましょう。
屋根の劣化状況を確認すべきタイミング
劣化状況を確認すべきタイミングは2つあります。
1つ目は、猛暑日が連続した後です。
太陽の日差しは、屋根の劣化につながるようなダメージを与えます。
猛暑日が連続したあとは、通常よりも直射日光を浴びているので、劣化が進行している可能性があります。
夏場は特に屋根に目立った劣化がないか、こまめに確認するようにしましょう。
2つ目は、暴風雨にさらされた後です。
暴風雨によって、屋根が深刻なダメージを受ける場合があります。
すぐに雨漏りといった症状が見受けられなくても、今後深刻な事態が発生する危険性が高いです。
台風やゲリラ豪雨が過ぎ去った後は、必ず屋根の状態をチェックしましょう。
まとめ
2種類の屋根に応じたそれぞれの劣化症状と劣化状況を確認するのにふさわしい2つのタイミングを紹介しました。
当社は、お客様を不安にさせないように、5年から16年の保証制度を完備しております。
屋根塗装をお考えの際は、充実したアフターフォローを行っております当社にご相談ください。