様々な屋根の傷み、劣化状態を確認・調査します
屋根の現場調査
屋根の現場調査は危険を伴うため、ドローンを使用して調査をすることが多くなってきています。
しかし屋根下地の劣化状態の確認や雨漏れ調査のように屋根に上がらないと判断できない場合もあります。
屋根に上がって行う調査はリスクが多い為、一発勝負と心得て、確認漏れが無いようにしましょう。
その為には事前のヒアリングや準備をしっかり行うことが大切です。
屋根の上での作業は危険を伴うばかりではなく、踏む場所によっては屋根材を割るなどのトラブルにつながることも多いので「ちょっと屋根を見てみよう」などと気軽に上がることは禁物です。安全第一に調査することが大切です。
屋根に上ることのリスクとは
滑りやすい
屋根上は滑りやすい為、必ず安全靴とヘルメットの着用を。
しかし安全靴を履いていても、雨でぬれている場合は危険です。また藻やコケの上は滑りやすい。
特に急勾配の屋根は乾いていても滑落しやすいので十分な注意が必要です。
屋根材が割れる
屋根業者などのなれた人は踏んで良い場所をわきまえていますが、慣れていないと歩いただけで屋根材を痛めてしまうので注意が必要です。
後日割れが見つかった時に「あの時に割れた」と言われかねない。特に屋根下地に劣化がある場合にはリスクが高いことを念頭に置いて注意したい。
夏は屋根が高温になる
夏の屋根の表面温度は材質にもよりますが、70℃超えの高温になる事が多く、素手で触れない程の熱さになります。
熱を伝えにくいという屋根用の安全靴を履くのも対策に一つになりますが、それでも長時間屋根の上にいるのは危険です。
調査も目的を明確に
屋根材の保護と美観
スレートなどの塗膜がある屋根材で傷みが少なければ、新たに塗膜を作って屋根材の劣化を遅らせるという塗装工事が一般的です。
塗装により保護と同時に美観がよみがえります。棟板金を抑える釘が抜けかかっていることもあるのでドローン撮影で棟の状態も確認しましょう。
屋根材の劣化
既存の屋根材の種類や屋根下地の強度を確認した上で、重ね葺き「カバー工法」が可能かまたは葺き替えになるのか工事方法を確認することになります。
トタン屋根を他の屋根材に葺き替える時は、勾配のチェックも考慮に入れなければなりません、勾配が緩くて対応できない屋根材も多いので注意が必要です。
雨漏れなどの不具合
雨漏れ調査などでは屋根裏を調査することも多く。雨漏れ箇所に近いところにに点検口があればよいのですが、なければ天井を開口することになります。
小さな工事でも足場が必要になることが多いので注意しましょう。
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