外壁の強敵とは、いったい何?
こんにちは。
グラスビトウィーンのMちゃんです!
今回は、外壁の天敵!コケを綺麗に清掃する方法をお話しします!
日陰の壁や、風通しの悪いジメジメしたところの壁などによく見られる現象ですが、もしも壁にコケができてしまった時の清掃方法はどの様な方法があるのでしょうか?
外壁には多くの汚れが付着しています。
建物の年数が経過すればするほど汚れが建物内部まで浸透してしまい、外壁清掃を怠ると建物全体の機能性も失われていき建物の寿命も短くなってしまいます。
汚れと一口に言っても種類もたくさんあり、建物の建てられている場所や環境によって大きく異なります。
今回は外壁清掃の強敵汚れ「コケ」について紹介していきたいと思います。
コケはカビと似ている?
数種類の汚れがある中でも「コケ」汚れは強敵であるといっても過言ではありません。
外壁汚れの代表の一つ「カビ」も、日当たりが悪くジメジメした場所で多く繁殖しますが、コケもカビと似たような環境で多く繁殖します。
コケは藻類の仲間で植物なので光合成を行うので、日が当たらない場所となると繁殖しにくいという性質があります。
カビもコケも見た目が緑色をしているので見分けるのに難しいと思われますが、注意してよく観察してみる事が大事です。
外壁にはなぜコケができてしまうのか?
何故コケができてしまうのでしょうか?コケができる原因を探っていきたいと思います。
コケができるメカニズム
カビは菌類ですが、コケは植物の仲間に分類され、色々な種類があり世界には約2万種類のコケが存在します。
観賞用のコケも多く販売されているなど、コケを育てて楽しめる観賞用のコケは見た目も癒されますが、外壁のコケは見た目も悪く、後々に健康被害を起こしかねないコケはどのようなメカニズムで発生するのでしょうか。
植物に分類されるコケは雄株(おかぶ)と雌株(めかぶ)があり、胞子を飛ばして十分な湿度と栄養があればどこででも繁殖できるという能力を持ち、光合成を好み日当たりが良くても水分があれば大量に繁殖し続けます。
コケができやすい家とは
繁殖能力が高いコケは一体どのような家にできやすいといえるのでしょうか。
条件をまとめてみたいと思います。
近年外壁材にも色々な機能性やデザイン性を兼ね備えたものが作られていますが、外壁面がでこぼこしていたりざらつきがあったりすると、隙間に水分が残されやすいためコケにとっては絶好の繁殖環境になってしまいます。
◆周囲が自然に囲まれている
建物の近くに緑が豊富にあり、川などがある場合水分が付着しやすくなります。
◆家が北向き
建物の方位の中で北向きは最も日当たりや風の通りも悪いためコケが付着しやすい場所です。
このような環境に建てられている家はコケができやすい状態にあるといえます。
コケは一年中活動しているので、このような環境でなくても繁殖し続ける生命力の強い植物といえます。
コケを放置するとどうなる?
それでは、コケをそのまま放置しておくとどのような事が起こってしまうのでしょうか。
いくつか紹介していきたいと思います。
◆外壁をもろくしてしまう
コケは放置しておくと外壁内部の奥まで浸透してしまうので、外壁や建物内部まで腐敗させてしまうこともあります。
また、外壁本来の機能性も大きく失われてしまい結果建物の総合的な寿命も縮めてしまいかねないのです。
◆健康被害に繋がる恐れも
コケは胞子を飛ばして繁殖するので、その胞子を体内に吸い込んでしまうとアレルギーを引き起こしてしまう原因になります。
コケはカビを発生させる要因にもなっているので、それらを吸い込んでしまうと健康被害に繋がってしまうことになりかねないため、健康被害を防ぐ為にも外壁のコケはきれいに除法したいものです。
外壁のコケを綺麗にする方法は?
それでは、外壁のコケをきれいにするにはどのような方法があるのでしょうか。
コケは非常に繁殖能力が高い植物なので、一度きれいにしたつもりでも取り残しが少しでもあると、そこからまた繁殖していってしまいます。
そのようなコケを清掃するには、一体どのような清掃方法が適しているのか、いくつか紹介していきましょう。
①コケ専用のクリーナーで洗浄する
自分で清掃する場合にはコケ専用クリーナーを使用すると効果的です。
販売されている種類も値段もさまざまで、手ごろなものから強力な洗剤もありますので、購入する際は注意書きなどをよく確かめて購入してみてはいかかでしょうか。
また、洗濯用漂白剤でもコケによっては効果的ですが、どの洗剤を使用する際にも扱い方に十分に気を付けましょう。
コケは建物の高所に生息するので、清掃時に洗剤が垂れてきて目に入ってしまうことも考えられますので、十分に気をつけて清掃を行うようにしましょう。
②プロの外壁清掃業者に依頼する
先述したように、コケは高所に生息する植物なので、個人での清掃では清掃範囲がどうしても限られてしまいがちです。
プロの清掃会社に清掃を依頼するとなれば足場を組んで、養正を行い、業者専用の強力洗剤もありますので、汚れの状態にあった洗剤を配合して根こそぎコケを除法します。
また、近所への配慮なども忘れずに行ったうえで徹底して清掃を行う事ができます。
外壁のコケを予防する方法は?
除法するのに苦労する汚れ、コケをどのようにして防ぐことができるのでしょうか?
少しでもコケの発生を防ぐ為にもいろいろな方法を試してみることが必要です。
①日頃のメンテナンスで予防方法
外壁の周囲の風通しを良くして、植物をあまり植えないなど個人での予防対策も重要な事です。
定期的に外壁の状態をチェックしてこまめにコケを除法するのも効果的といえるでしょう。
②コケが付きにくい塗装を使う方法
コケがつきやすい外壁があるとご紹介しましたが、外壁材そのものをコケがつきにくいものに変えて、コケが発生するのを防ぐ方法もあります。
外壁面が平らで水気が少ない、なおかつ水気がたまらない外壁材がおすすめです。外壁の塗料にもコケやカビの発生を抑える機能を持つ塗料が存在します。
種類も価格も異なる為、清掃を依頼する際にはしっかりと価格を業者に確認してから使用するのが最善といえるでしょう。
③光触媒塗料を利用する方法
光触媒(ひかりしょくばい)といわれる塗料もあり、こちらは耐久性もあり、この塗料を塗ることでセルフクリーニングができるという特殊機能を持ち合わせています。
例えば雨が降ってその雨水と一緒に汚れがおちるといような機能があり、耐用年数も長いうえに汚れもつきにくくする性質もあるため費用は高めですが効果は期待できるのはないでしょうか。
やってはいけないコケの除去方法は?
外壁清掃を行う際に気を付けなければいけない注意点などがいくつかあります。やってはいけない清掃方法を紹介していきましょう。
◆外壁が傷つくほどゴシゴシこする
基本的に、外壁清掃は水洗いとなり、コケなどの汚れには専用の洗剤を使用しますが、清掃する時は晴れている時に行うのが望ましいでしょう。
コケもカビも湿気を好むので、外壁清掃を行った後はできるだけ壁を乾燥させると良いでしょう。
乾燥しているほうが汚れの抑制にも繋がります。
個人での外壁清掃の場合に清掃道具はブラシ、スポンジ、洗剤、水道ホースなどが主流ですが、コケもカビもそう簡単に落とせる汚れではないので強くこすってしまいがちです。
しかし、強くこすって外壁が傷つき、塗装まで剥がれてしまうこともあるので清掃時の力加減は注意が必要なポイントです。
◆高圧洗浄機を利用する
どの業者も外壁清掃は高圧洗浄機を使用しての清掃が主流ですが、家庭用の高圧洗浄機を使用して個人で清掃する場合も注意が必要です。
業務用と違い水圧の強さは違いますが、水道ホースよりも威力があることには変わりないので、劣化して傷のついた外壁などを清掃する時には、水圧の調整や噴射口の角度など最新の注意をして使用しなければいけません。
汚れと一緒に塗装も剥げてしまうリスクが高くなってしまいます。
その点、専門業者であれば業務用の強い水流でも外壁を傷つけることなく、きれいに清掃を行ってくれるので、壁を傷めるリスクは少ないと思います。
自信が無い方は専門業者に依頼すべき
表面上の簡単な汚れであれば、個人での清掃でも行う事は可能ですが、コケやカビなどが発生してしまうと表面上の清掃だけではすべて除法することが難しくなってきます。
そのような時は無理をせず、現場経験を積んだ専門業者に依頼する事が得策ではないでしょうか。
最後に、コケやカビの発生は外壁の防水機能が劣化することによって起こる現象です。
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