屋根専門業者が教える・屋根塗装の見積もりで注意すべき6つのポイント!
こんにちは!
グラスビトウィーンのMちゃんです♪
皆さんは屋根の塗替えリフォームを検討しようと、見積りを業者に依頼したときに・・・。
◎「工事金額が妥当なのか分からない」
◎「この業者を信用し、工事を依頼して良いのか不安」などと感じる事は意外と多くあります。
見積金額は適正な金額なのか?信用していい業者か?などの、屋根の塗替えを初めておこなう人でも判断できる基準はいくつか存在します!
屋根塗装の見積りで失敗しない6つのチェックポイントを、これから見積り例を挙げてお話しますので、正しい判断をし後悔しないリフォームをするようにしましょう!
屋根塗装の見積りを見極めるポイントとは?
相場金額はWebでも掲載されていますので、先ずは相場金額を知ることが重要です。
それでは見極めるポイントを詳しくご紹介しますね。
● ①見積は「一式見積」ではなく、項目ごとの金額が示されているか?
一式見積とは、工事見積の項目を「工事一式」のみにして見積金額を提示する手法です。
項目が1つで、一見して分かりやすそうですが、具体的な工事内容が全く分かりません。
これでは工事が終わって塗り残し箇所があっても、業者から「工事内容に含まれていません」と説明されても、対応してくれないことも考えられます。
実際にこういった事例は存在しますので注意してください。
また、どのような塗料で塗るのかなども不明確です。
「良い性能の塗料を使います」と、言われていても、本当に質の良い塗料を塗ってくれるのか全く根拠がありません。
このような業者とは決して、契約は避けましょう。
作業工程や塗る塗料がきちんと記載されているかどうかを、必ずチェックしましょう。
後々のトラブルの原因になりかねません。
●②作業工程ごとに金額が示されているか?
作業工程ごとの金額がきっちり明確に表示されているかどうか、これが次のチェックポイントとなります。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、工程ごとの作業金額が明らかになっていなければ、一式見積と本質は一緒となってしまいます。
各工程の工事に要する時間や人工(1日あたりの職人の人件費)から、見積金額は算出されます。
正しい見積書を作るには、この作業が業者には必要なのですが、これらの段階を踏まず、丁寧な説明を経ずに契約を迫る業者は残念なことに、まだまだ存在します。
しっかりとチェックしましょう。
●③塗る屋根面積は平米数で記載されているか?
作業工程ごとの金額や塗る塗料が、正確に記載されていたとしても、これではまだまだ不十分です。
次に大切な項目は、実際に作業対象(特に塗り工程)となる「面積」です。
平米数で記載されているかどうかが、チェックすべきポイントです。
順番に工程名が記載され、塗料名もしっかりと書いてあっても、塗る面積が記載されていない、塗料が実際どのくらいの量が使用されるか不明です。
塗料にはメーカーが指定する「基準塗布量」と呼ばれる、塗料の性能を正しく発揮させるための約束事があります。
この約束事を守らず、少ない塗布量で工事を済ませてしまう業者が意外に多いのです。
つまり材料費を少しでも抑えてもうけを多くしようとする行動です。
これでは、良い塗装工事など期待することは全くできません。
このように、作業対象や塗りの面積、使用する塗料が記載されているか。
ここに注目して見積書をチェックしましょう。
さらに、上記見積書のように、塗料名と合わせて使用する缶数も記載されているかもチェックしましょう。
これが記載されている場合は、信用できる業者と思っても良いと思います。
● ④塗料メーカーと製品名が明らかになっているか?
塗料名の記載とともに、メーカー名や種類名の記載があるかどうかも、大切なチェックポイントです。
最近では中小の塗料メーカーでも会社の公式ホームページを設置していますので、製品名とメーカー名でインターネット検索をすれば、機能や特徴などを調べることができます。
業者の説明と食い違いがないかどうか、判断する材料として活用できます。
また、種類名も大切な情報です。
下塗り材なのか上塗り材なのか、水性塗料なのか溶剤系塗料なのか、樹脂は何か、また各試験に合格しているかどうか。
このような情報もしっかりとチェックしましょう。
● ⑤屋根材別に必要な工程が示されているか?
屋根材別に必要な工程と、その金額がきちんと見積書に記載されているか?
これも大切なチェックポイントとなります。
スレート瓦(コロニアル・カラーベストなど)の場合は、棟に板金が使われていますので、その部位にて「ケレン」と言うサビ除去の作業が必要となります。
この作業と錆止めを塗る作業両方が見積りに記載があるかどうか確認をしましょう。
塗料による目詰まりを防ぐため、「タスペーサー」とよばれる材料で、縁切りと呼ばれる作業をする場合もあります。
この作業が必要かどうか業者に確認することも忘れずにおこないましょう。
また、陶器瓦の場合は葺き替えとなります。
その際には必ず防水紙(下葺材とも言う)を、新しいものに取り替えてもらいようにし、この工程が見積りに記載されているかどうかをチェックしましょう。
そして、セメント瓦の一種であるモニエル瓦では、スラリー層の除去が必須となります。
この層が残ったままだと、いくら性能の良い塗料を塗ったとしてもすぐに剥げてします可能性が高いですので、必ず工程を見積りに記載してもらいましょう。
●⑥工事に対する保証書は提出されるか?
工事に対して、保証があるかどうか。これが最後の重要チェックポイントです。
塗装工事には思わぬ落とし穴があります。
そもそも塗装とは、塗料を屋根や外壁に塗ることで、塗装と言えます。
しかも、数年経過して初めて塗料の不具合が判明するという事象もあります。
つまり、塗る前には予想できないことが多く発生しがちな工事サービスという側面があるのです。
もちろん良心的な業者にとって、経験と知識を駆使して工事の不具合を発生させないことはもちろん可能です。
しかし、さまざまな要因が重なり合って起きる不具合が、ゼロになることはなかなかありません。
このことは業者ももちろん認識しているので、良心的な業者は、プロとして責任を全うするために工事保証を必ず準備します。
工事保証があるかどうか。
保証書をきちんと準備してくれるか。
これが最終の最も重要なチェックポイントです。
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