外壁塗装の劣化が気になるという方はいませんか。
実は、外壁塗装の劣化するサインは自分でも確認できます。
まずは外壁の状態を自分でチェックして、塗り替えを行うか判断したいですね。
今回は塗り替えを行うべき外壁塗装の劣化のサインと原因について解説します。
外壁塗装が劣化する原因とは
そもそも、なぜ外壁の塗装は劣化してしまうのでしょうか。
大きな要因としては、太陽光により熱や紫外線が塗装の樹脂部分にダメージを与えることが挙げられます。
実際に、太陽光が当たりやすい住宅の南側の面は、北側の面よりも劣化が早い傾向にあります。
また、雨風も塗装の劣化の大きな要因です。
激しい雨や台風が多い地域は外壁塗装の劣化が早くなるでしょう。
塗装が劣化すると外壁の防水性が失われ、建物の内部に水が浸入し、柱や梁などの重要な骨組み部分も劣化させてしまいます。
そうなると大規模なリフォームが必要だったり、災害により建物が崩れやすくなったりするので、外壁の塗り替えは定期的に行うのがおすすめです。
外壁が劣化しているサインとは
外壁劣化による症状の中には外壁の表面に現れるものがあり、それをチェックすることで自分でも劣化状況を確認できます。
ここでは、主な外壁劣化のサインを4つ紹介します。
1つ目は、外壁の変色です。
塗料に含まれている樹脂成分は塗料を太陽光や雨風から守ってくれますが、劣化が進むと樹脂から色素成分が浮き出てきて、外壁の色が変わってしまうことは知っておきましょう。
外壁の劣化の基本的なサインなのでしっかりと確認することが重要です。
2つ目は、チョーキングです。
チョーキングとは塗料の表面が劣化して剥がれ、色素成分が粉状になって現れる現象です。
これは、外壁に触ることで粉状の物質が手につくので簡単に発見できるでしょう。
3つ目は、ひび割れです。
外壁のひび割れはその幅の大きさによって劣化がどこまで深刻かを判断できます。
幅0.3ミリメートル以下のひび割れの場合はヘアークラックと言われ、塗膜の劣化によって起こるので、塗り替えの基準になります。
幅0.3ミリメートル以上のひび割れの場合は構造クラックと言われ、建物の構造部分にひびが入っているサインなので、外壁塗装だけでなく大規模なリフォームが必要でしょう。
いずれにせよひび割れを見つけた時は、早めに工事を検討することをおすすめします。
4つ目は、塗膜の剥がれです。
外壁の塗膜は劣化が進行している部分から剥がれていきます。
塗膜が剥がれた部分からは水が浸入し建物の内部にまでダメージを与えてしまうでしょう。
外壁塗装の劣化のサインと原因について解説しました。
外壁は家の内部を守る一番外側の部分であり、劣化が最も進みやすい部分と言えます。
建物全体の寿命を延ばすためにも、劣化のサインが現れたら、外壁塗装の塗り替えを行うのがおすすめです。
