「どうすれば外壁塗装の費用を抑えられるのか知りたい」
このようにお考えの方は多いでしょう。
今回は外壁塗装の一般的な相場から、塗料の特徴、外壁塗装時期の目安、費用を安く抑えるコツまでご紹介いたします。
外壁塗装の費用相場について
外壁塗装の費用は、坪数、都道府県、塗料などで大きく変わります。
一般的には30坪の戸建て住宅で相場は70万円〜90万円です。
外壁塗装に屋根の塗装を加えると相場は80万円〜110万円です。
坪数や場所、塗料が変わると一般的な相場に加えて20万〜30万円近く変動します。
まず一番注意する点として、費用相場を算出する際には住宅の坪数を知っておくことが大切です。
相続された建物や、古くて坪数がわからない建物を所有している方向けに坪数を確認する簡単な方法をご紹介いたします。
正確な数字が知りたい場合は登記簿謄本をもらう方法があります。
おおよその数字を知りたい場合には、家の間取りと家族構成から求める方法と平米数から求める方法があります。
例えば、間取りが2階建ての3〜4LDK、ご家族が3〜5名の場合は約30坪です。
2階建てで4〜5LDK、ご家族が4〜6名の場合は約40坪です。
2階建て5〜6LDK、ご家族が5〜8名の場合は約50坪です。
平米数から求める場合は、平米数を3.3で割れば求められます。
より正確な数字を知りたい場合は、延べ坪数、塗装面積を計算して求めます。
まず、延べ坪数は各階の坪数の合計で求められます。
例えば、1階が20坪、2階が15坪の2階建て住宅の場合、延べ坪数は35坪です。
次に塗装面積は延べ坪数×延床面積で計算します。
それに1.2をかけた数字が塗装面積です。
延床面積は延べ坪数に3.3平方キロメートルをかけることで求められます。
例えば35坪の2階建て住宅の場合、35坪×3.3×1.2で116.7です。
外壁塗装用の塗料の特徴について
外壁塗装をお考えの際、塗料によって費用が大幅に変動します。
使用する塗料にはさまざまな種類があります。
代表的なものは、ウレタン、シリコン、アクリル、フッ素、無機などです。
塗料ごとの特徴についてご説明いたします。
ウレタン塗料の特徴は、塗装費用が安いことです。
1平方キロメートルあたり、1,950円前後です。
そのため10年以内に退去が決まっている場合に向いています。
反対に耐用年数が5〜7年と短く、現在外壁、屋根の塗装に用いられることは少ないです。
シリコン塗料の特徴は、費用も安く耐用年数が10年〜15年と長いため、コストパフォーマンスがいいと言われています。
価格は1平方キロメートルあたり2,300円前後です。
現在でも人気の塗料と言えます。
アクリル塗料の特徴は価格が安いことです。
1平方キロメートルあたり1,500円とウレタン塗料よりも安いですが、耐用年数は短く、外壁の塗り替えではほとんど使われません。
新築で費用を抑えるために使われることがあります。
フッ素塗料の特徴は、フッ素樹脂から作られる塗料です。
価格は1平方キロメートルあたり4,300円と高いですが、耐用年数は15年〜20年と長いです。
工事費が高額になる住宅や、休業をさけたい商業施設などが使うと割安になります。
無機塗料の特徴は、鉱物やレンガなど、炭素を含まない無機物が混ざった塗料のため、耐用年数が25年〜30年と長いです。
しかし、価格は1平方キロメートルあたり5,300円と高めです。
塗り替え工事の回数を減らしたい方にとっておすすめです。
外壁を塗装する時期の目安とは?
新築で塗装を施す時期は、8年〜12年が目安です。
この目安に加えて、外壁材、塗料の耐久年数も考慮に入れておきましょう。
*外壁材から見る塗装時期の目安
新築に使われている外壁材の代表例として、サイディングとモルタルがあります。
サイディングの耐久年数は約7年以上、モルタルの耐久年数は約8年以上です。
新築の一戸建てのほとんどはボードのような外壁材のサイディングを使用しています。
しかし、サイディングは防水性が弱く、塗装をすることで防水機能を備えています。
モルタルは、コンクリートのような見た目の材料です。
サイディングとモルタルはどちらも水を吸い込みやすく、乾燥でひび割れが起きやすい材質です。
塗膜と呼ばれる、塗料で作られる膜は風や雨、紫外線などを浴びると劣化していきます。
そのため、定期的な外壁塗装により安全性、防水性を保つ必要があります。
*塗料の耐久年数から見る塗装時期の目安
塗料の耐久年数について再度整理いたします。
アクリル塗料は約3年以上、ウレタン塗料は約5年以上、シリコン塗料は約7年以上、フッ素塗料と無機塗料は約15年以上です。
それぞれ塗料により目安が違いますが、新築から5年ほどで1度塗装をするのが理想と言われています。
お住まいで前回どの塗料を使用したのか、確認しておくと何年後に外壁塗装をすればいいのかおおよその検討ができます。
*劣化症状のチェックから見る塗装時期の目安
代表的な劣化症状として、外壁を触ると手に白い粉がつくチョーキング、変色した箇所がある、塗料が浮いているところや剥がれている箇所がある、幅0.3ミリ以上のひびがあるなどです。
外壁や塗料の耐久年数よりも、劣化症状を確かめる方法が最も正確です。
外壁塗装を安く抑えるコツをご紹介!
外壁塗装は5つのコツを抑えればより節約できます。
1つ目は、複数の業者に見積を依頼することです。
複数の業者に依頼することで、最安値の業者を見つけられます。
ただし、悪徳業者も存在するので契約内容は慎重にご確認ください。
工事代金が安い場合は、金額なりの工事になりますので、こちらも気を付けてください。
2つ目は、助成金や補助金を活用することです。
自治体によって、補助金が支給される場合があります。
工事を受ける前に申請する必要があるため、お住まいの自治体制度をご確認ください。
3つ目は、火災保険を活用することです。
外装工事を受けなければならなくなった原因が自然災害である場合は、火災保険で損害補償を受けることができます。
必ず加入している火災保険の契約内容を確認しましょう。
4つ目は、夏と冬に外壁塗装を依頼することです。
夏と冬は業者の閑散期であり、気候も穏やかなため費用を最小限に抑えられます。
5つ目は、定期的に掃除をすることで外壁塗装の期間を伸ばす方法です。
外壁が汚れると塗料の本来の性能が発揮できないため、劣化が進む恐れがあります。
そのため、こまめに外壁を掃除することが大切です。
家庭用高圧洗浄機などを使えば簡単に外壁を掃除できます。
外壁塗装の支払い方法について
支払い方法は現金とローン支払いがあります。
現金の場合、一括後払い、2回払い、3回払い、一括先払いの方法が選択できます。
一番主流なのは一括後払いです。
反対に一括先払いの業者は要注意です。
工事が終わる前にお金を持ち逃げされる可能性があります。
ローンの場合は、4つの相談方法があります。
1つ目は、外壁塗装業者に相談する方法、2つ目は住宅ローンの借入先に相談する方法、3つ目は銀行に相談する方法、4つ目は他の信販会社に相談する方法です。
ローンの内容に合わせて相談先を検討しましょう。
また、住宅ローンやリフォームローンは減税制度の対象となる可能性があります。
工事費用、住宅の床面積、年収などの条件が対象です。
所得税の減額措置について、条件が合うかどうか一度ご確認ください。
外壁塗装ローンのメリットについて
費用面で負担になっている場合は、外壁塗装ローンを借りるとお得です。
外壁塗装ローンのメリットは、早めに塗装ができる、費用を抑えられる、外壁の劣化を抑えられる、まとまった支出が少ない、繰り上げ返済が可能、より高品質な塗料を選べる、最大180回の分割返済が可能などです。
外壁塗装費用を貯金していると、目標金額に到達するまで時間がかかります。
しかし、その間にも外壁は劣化します。
そのため、まずはローンを借りて外壁塗装をすることで無駄な修繕費がかかりません。
金利はかかりますが、金利よりも修繕費の方が高いことが多いため、ローンの方が得です。
例えば、外壁塗装に必要な経費が100万円のとき、2〜3年待つとその分外壁が劣化し、修繕費が20万かかります。
しかし、外壁塗装ローンの金利は2〜3パーセントですので、金利は約7万〜約13万です。
修繕費と比べて費用を安く抑えられます。
費用面でお困りの際は、外壁塗装ローンを活用することをおすすめします。
*2種類の外壁塗装ローンについて
外壁塗装ローンは、銀行からのローンと信販からのローンの2種類あります。
銀行からのローンは金利が低く、固定されているため安心というメリットがあります。
一方で申し込みが複雑で審査に時間がかかる点がデメリットです。
1ヶ月以上かかって審査に落ちる場合もあるという懸念があります。
信販からのローンは、審査結果が出るまでが早く、手続きは業者へ委託できるため負担が少ないというメリットがあります。
一方で、金利が安定しない、年度末では金利が高くなるデメリットがあります。
ローンの申し込みが多い時期に金利が高くなるため、申し込む時期には注意しましょう。
まとめ
今回は外壁塗装の費用相場から、塗装時期、外壁塗装費用を安く抑えるコツをご紹介いたしました。
初めて外壁塗装をお考えの方、どこに頼んだらよいかわからない方、以前依頼した業者がイマイチで新しい業者を探している方、お客様の状況に合わせた相談を承っております。
当社は町田、横浜、川崎周辺で豊富な経験と実績を備えた外壁塗装サービスを展開しております。
電話やメール、LINEなどからお見積り、ご相談を承っておりますのでお気軽にご相談ください。