去年は日本各地で豪雨被害が多く報告されましたが、ご自宅は雨漏りなど発生していないでしょうか?
雨漏りといえば、最初に思い浮かぶのは屋根でしょう。
家を雨から守る屋根の破損や劣化は、当然雨漏りの原因になりますが、実は屋根以外からも雨漏りは発生します。
今回は雨漏りが発生しやすい場所と原因を、屋根とあわせて5箇所紹介していきます。
屋根の老朽化
「雨漏り」と聞けば屋根が思い浮かぶほど、雨と屋根は切っては切れないものです。
家を雨から守る屋根ですが、築年数が長くなり老朽化が進むと、雨漏りが発生する可能性が高くなります。
屋根は日々紫外線にさらされ、過酷な状況下におかれているため、家の中でもとくに劣化が進みやすい場所です。
屋根を実質的に守っているのは屋根材の下に敷かれた防水シートですが、防水シートにも寿命があります。
築20年を過ぎると防水シートの寿命を超えてくるので雨漏りの可能性が一気に高くなります。
屋根材のひび割れや欠け・劣化
屋根は屋根材の下に防水シートが張られているため、屋根材が多少破損したからといってすぐに雨漏りは発生しません。
しかし放置していると、防水シートの劣化が早まるため要注意です。
屋根材は、実質的には屋根に張られた防水シートを守る役割をしていると考え
ひび割れや欠けが発生したら部分補修する、塗装が劣化したら塗装しなおすなどのメンテナンスをすることが
雨漏りを防ぐポイントです。
外壁の劣化
外壁も屋根と同じく、家を雨や紫外線から守る働きをしています。
しかし建材そのものは、決して水に強いわけではありません。
外壁が劣化してしまうと防水機能が落ち、建物に水がしみ込んで、やがてひび割れが生じてきます。
ひび割れにより隙間ができると雨が簡単に浸入し、雨漏りが発生してしまいます。
外壁を守るためには、定期的に塗装をやり直すなど、防水機能を守るようにしましょう。
コーキングの劣化やはがれ
コーキングとは、水漏れを防ぐために外壁の継ぎ目などに詰めものをすることを指し、シーリングということもあります。
外壁の継ぎ目や、電気配線などで穴をあけた箇所には、コーキングが施されていますが
コーキング材は劣化すると固くなり、ひび割れしやすくなるのが特徴です。
コーキング材がひび割れたりはがれたりしてしまうと、外壁に隙間への雨の浸入が防げなくなって
雨漏りが発生してしまいます。
サッシの隙間
雨漏りは、サッシ周りからも多く見られます。
窓を取り付けるときには隙間から雨が入ってこないようにパッキンが施されていますが
経年とともに劣化してきて隙間ができるため雨漏りの原因になります。
また地震などで圧力がかかった場合には、サッシ自体がゆがんでしまい、隙間が生じることも。
地震のあとには、屋根や外壁とあわせて、サッシ周りも異常がないか注意して確認するようにしてください。
雨漏りが発生したら業者に調査を依頼しよう
家の中に水がしみ込み染みを作っている原因が、屋根の雨漏りとは限りません。
雨漏りの原因を探るのは難しいため、素人判断で対処療法的に補修しても、なかなか雨漏りは止まらないものです。
雨漏りが気になるときには、専門業者に依頼して、原因を特定したうえで修繕を依頼するようにしましょう。
雨漏りが発生する前に、定期的にメンテナンスを行うことも大切です。
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