屋根葺き替えの相場とはどれくらい?
屋根葺き替えの相場とはどれくらい?
うちもそろそろ屋根を葺き替えないと…でも屋根の葺き替え費用ってどれくらいかかるんだろう?
結構、住宅では大規模な工事だと聞くし、ある程度の目安を知っておきたいという方も多いのではないでしょうか。
皆さんは、常に目に入る外壁などは傷みを気にしますが、実は屋根は屋外の飛来物や雨や日光から、最前線で家を守る重要な所なんです。
そのため、雨漏りや瓦の落下が起きる前に、家を長持ちさせるためには適切な頻度でメンテナンスを行い、劣化が起きている場合は、速やかに修理を行う必要があります。
屋根の「葺き替え」とは、今ある屋根材をすべて撤去して、その上から新しい屋根材を張り直す工事のことです。
みなさんも、目にしたことはあると思います!
また、同時に屋根材の内側の防水紙(ルーフィングシート)も交換するのが一般的工事です。
屋根の葺き替え工事は、工事を行うタイミングで屋根の深部まで点検できますので、野地板の傷み、表面化していない雨漏れまで見つけ出すことが可能です。
重ね張り工法では見逃してしまいがちな傷みにおいても対応することができるため、家の点検を同時に行えると言えるでしょう。
しかし、葺き替え工事は既存屋根材の撤去処分や下地の補修、傷み部分の補修などの費用が必要になるため、重ね張り工法(カバー工法)と比較すると工事費用がやや高額になります。
しかし、家の点検をしながら傷んでいる箇所もしっかり修繕できるため、得られるメリットは非常に大きく、費用をかける価値があるのではないでしょうか。
選ぶ屋根材によっては耐震性の向上につながるというメリットもあります。
屋根材とルーフィングシートをどちらも新しくすることで、屋根の防水性が新築同様までも回復します。
この様に、屋根の葺き替え工事は、住宅のリフォームの中でも最も高額な方になってしまいますが、その分大きなメリットもあることを忘れてはおけません。
これからも長く住むお家にとっては、葺き替えはとても重要な工事なのです。
屋根の葺き替え工事は、上図の様になります!
今回は、瓦屋根を葺き替える費用相場をお話ししていきたいと思います。
適正価格で良い工事をするために、ぜひ最後までお読み参考にしていただければ幸いです。
屋根カバー工法は下記からもご覧いただけます!
目 次
❶瓦屋根の葺き替え費用相場は70~240万円
❷葺き替え屋根材の種類と費用
❸金額の内訳
❹まとめ
❶瓦屋根の葺き替え費用相場は70~240万円
屋 根 材 | 葺き替え費用相場 |
瓦屋根➡ガルバニウム鋼板(ジンカリウム鋼板) | 80~200万円 |
瓦屋根➡アスファルトシングル | 70~170万円 |
瓦屋根➡スレート | 70~160万円 |
瓦屋根➡瓦 | 110~240万円 |
※2階建て、屋根面積80㎡の場合の概算。詳細は使う屋根材や屋根の形状などにより変動。
瓦屋根を葺き替える場合の費用相場は、およそ70~240万円です。
どんな屋根材を使うかや、形状の複雑さなどによって変わってきますが、リフォームの中でもかなり大きな金額の大規模といえる工事です。
それでは、具体的にどんな種類の屋根材があるのかと、どんな内訳になっているのかを、それぞれ説明していきましょう。
自然石粒付きジンカリウム鋼板:ディーズルーフィングは下記からご覧いただけます!
❷葺き替え屋根材の種類と費用
新しく葺き替える屋根材も、実はたくさんの種類があり、特徴も費用も変わってきます。
ここでは、実際の葺き替えでよく選ばれる代表的な4種類の相場と特徴をご紹介します。
主には耐久性と費用のバランスや、デザインの好みでお選びください。
❶ガルバリウム鋼板(ジンカリウム鋼板)
ガルバリム鋼板(ジンカリウム鋼板)とは、アルミニウム・亜鉛合金めっきの加工金属です。
金属の中でもさびや腐食に強いのが特徴です。
スタンダードなものから断熱材入りの高機能商品まで、種類が非常に豊富です。
雨音が響くのが心配な方も、断熱材入りを選べば音が通りにくくなり安心です。
現在は、表面に自然石粒をガラスコーティングした屋根材も多く出ております。
紹介したいのは、「ディーズルーフィング」です。
ジンカリウム鋼板の上に5層の特殊メッキを施し、表面は自然石粒を高温によりガラスコーティングした屋根材のため、長期に渡り屋根の変色や色あせもありません。
表面の自然石粒を施している為、雨音が「うるさい」といった症状や自然石粒が真夏の太陽熱を反射するため遮熱作用も向上します。
施工事例は下記からもご覧いただけます!
❷アスファルトシングル
アスファルトシングル屋根とは、シート状の屋根材です。
柔軟性のあるゴムシートにアスファルトや石材の砂粒を圧着しています。
もともと北米で長らく使われていて、最近日本の新築にも増えてきました。
洋風の屋根に憧れのある方におすすめです。
❸スレート
スレート屋根は、セメントが主成分で、現在日本の新築では最も多く使われている屋根材です。
セメントを薄くして焼き固めており、軽量で、施工もしやすいため比較的安価です。
ただ、10年前後で塗装メンテナンスが必要なため、まず今回の工事の費用を安く抑えたいという方向けです。
❹瓦(軽量瓦)
軽量瓦は、従来の和瓦(粘土瓦、陶器瓦など)の弱点である重さを解消した瓦です。
厚み、重厚感はそのままに、セメントが主成分のため、粘土を焼いた瓦よりも軽くなります。
※メーカーによっては金属製の瓦もあります。
現在の瓦の和風のイメージを保ちたいという方におすすめです。
◆金額の内訳
瓦の葺き替えは、いくつもの工程から成り立っています。
それぞれの単価相場は以下の通りです。
工 事 内 容 | 施工費用 /㎡ |
足場代 | 600~800円 |
撤去・処分費 | 3,000~5,000円 |
下地板補修 | 2,000~4,000円 |
ルーフィング(防水シート) | 500~1,500円 |
諸経費、管理費など | 30,000~50,000円/一式 |
・ガルバリウム鋼板(ジンカリウム鋼板) | 5,000~15,000円 |
・アスファルトシングル | 5,000~8,500円 |
・スレート | 4,500~8,000円 |
・瓦 | 6,000~12,000円 |
※屋根材は、施工費を含む本体代です。(選択する屋根材によって価格も変動します)
※家・屋根の形状などによって各費用は変動します。
一般的な屋根の葺き替え工事は、足場工事、既存屋根材の撤去処分、下地処理、補修、ルーフィング張り、新規屋根材施工の手順で進み、工事完了までに必要な工事日数は約7日〜約10日程度です。
ただし、下地や躯体の傷み具合によっても工事日数は前後し、雨天などの悪天候時は危険が伴うため作業できないことから、天候によっても日数は左右されます。
また、現在の屋根が日本瓦の場合や、新しい屋根材を日本瓦にする場合にはこれよりも数日工事期間が延びます。
日本瓦の場合には資材の運搬や撤去を1枚ずつ行わなければならず、手間がかかるため、工事期間が延びてしまうのです。
■詳しくは弊社ホームページをご覧ください
まとめ
前述のように、屋根葺き替え費用の相場と、それに伴う其々の費用をお伝えしてまいりました。
屋根は屋外の飛来物や雨や日光から、最前線で家を守る重要な所。
そのため、雨漏りや瓦の落下が起きる前に、家を長持ちさせるためには適切な頻度でメンテナンスを行い、劣化が起きている場合は、速やかに修理を行う必要があります。
屋根の葺き替えは、高額工事となりますので、悪徳業者には十分気を付けて葺き替え工事を完成させましょう!
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