外壁塗装なぜヒビや剥がれが生じてしまうのか、そのまま放置したらどうなってしまう⁉

 外壁塗装の剥がれの原因

外壁塗装の剥がれが発生する主な原因

外壁塗装が剥がれる原因

塗装作業前の下地処理が不十分

外壁塗装では、まず洗浄や下地処理を行いますが、この作業が不十分である場合、塗膜の剥がれが発生しやすくなります。
塗装されている古い塗膜や外壁に付着しているホコリやカビなどの汚れを全て取り除く必要があります。
また、塗料を密着させるために表面をザラザラにする「ケレン」という作業も必要になりなります。
下地がちゃんと整えられていない事で、新しい塗料を塗布してもすぐに剥がれてしまう事になります。

■外壁塗装に必要なケレン！疎かにできない理由とは？

 下地や塗料の相性が悪い

外壁塗装は、外壁下地に合った適切な塗料を選定することが大切です。
下地や塗料の相性が悪いと、塗装後に塗膜が剥がれてしまう原因の一つになります。
最近の主流であるサイディング外壁材には、サイディングの裏側に断熱材が張られており、熱に弱い弾性塗料を塗ってしまうと蓄熱によって、塗装が膨れてしまうことがあるのでサイディングの特性を考慮に入れて塗料をえらぶことが大切になります。
このように外壁下地と塗料のそれぞれの特性が理解できていない場合に、塗装の剥がれが起き易くなります。

下塗り・中塗り工程のどれかが省かれている

外壁塗装は基本的に、下塗り・中塗り・上塗りの３度塗り工程で仕上げます。
いずれの工程も外壁をきちんと仕上げるにあたって、省くことのできない大切な役割を担っているため、おろそかにすることはできません。
しかし、中には材料費を浮かせるために、下塗りを省いたり、中塗りが十分でなかったりという悪徳業者もいます。
このような場合、外壁塗装の剥がれが起きてしまいます。

外壁下地・塗装間の乾燥時間が不十分

外壁塗装において、高圧洗浄や各工程間における塗料の乾燥時間は極めて重要になります。
塗料の乾燥が不十分のまま次の工程に進んでしまうと、塗料をキレイに塗装することができず、塗装の剥がれが起きる原因となってしまいがちです。
ですから、各塗料のメーカーが定めている塗料の乾燥時間や天候、気温‥作業条件を吟味して、外壁の塗装が乾燥してから次工程塗装工事を行わなければなりません。

外壁塗装の剥がれを放置すると？

上記のような原因で、外壁塗装の剥がれが生じますが、外壁塗装の剥がれをそのまま放置しておく事は建物にも大きなリスクが伴います。

 外壁塗装の剥がれが原因で雨漏りが起きる

外壁の塗装が剥がれている部分から、雨水が建物内部に浸入しやすくなり、最悪の場合は雨漏りが起きてしまいます。
一度雨漏りが起きてしまうと、外壁だけでなく建物内部も水が浸透して腐食が進み、住まいを傷つけしまいます。
塗装が剥がれてしまった状態は、外壁の防水効果が全くなくなり、保護できない状態になるので、放置する期間が長ければ長くなるほど危険な状態になります。
雨漏りが発生して躯体が腐食してしまった場合は、大規模な補修工事が必要となってしまい、費用の負担も大きくなっていきます。

外壁塗装の剥がれが原因で建物の美観が損なわれる

外壁塗装の剥がれは、建物の美観が著しく損なわれてしまいます。
建物の美観だけでなく、建物自体の資産価値も著しく低下してしまいます。

外壁塗装の剥がれが発生した時の対応

外壁塗装後に塗膜の剥がれを発見した場合は、次のような方法で対応しましょう。

外壁の塗装が剥がれている場合は、できるだけ早く補修工事を行うことが大切です。
放置する期間が長くなると、雨水が浸透して雨漏りが発生しやすくなります。

品質保証の内容を確認しましょう

通常施工終了後、外壁塗装は保証が設けられています。
多くの場合、外壁の塗膜剥がれに対して保証されています。
もし、保証書の品質保証期間内でしたら、無償で補修してもらえます。
ですから、品質保証書の内容を確認して、業者に早めの問い合わせをしましょう。

外壁塗装の剥がれを防ぐ方法

施工不良による外壁塗装の剥がれを防ぐには？

塗装の剥がれは、施工不良が原因となる場合が多いので、外壁塗装を行う際の業者選定が最も大切になります。 施工実績が豊富で信頼できる塗装業者を選ぶようにしましょう。業者選びでリフォームの仕上がりが決まるといっても過言ではありません。

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