屋根塗装・外壁塗装は、目的や実用性を持たせた機能性塗料選び!
塗料選び
付加価値を持つ塗料
近年様々な機能を持った塗料が増えてきています。塗料は建物の美観や耐久性のみならず、環境問題や済む人の生活環境にも影響を与えるようになってきました。塗装選びの際には機能の違いや、付加する樹脂グレードの違いもあり、色艶に加えて機能についてのアドバイス・提案が必要になってきました。
塗料の付加機能
遮熱性
太陽光の反射率を上げる事で、外装材の温度上昇を抑える機能。
室内温度の上昇も通常の塗料と比較して2~3℃程度下がり、夏季の節電対策に繋がります。
また、外装材の劣化を抑制してくれるメリットもあります。
外壁は通常の塗料を使い、屋根塗装に遮熱塗料を使用する例も多く見受けられます。
■屋根塗料に適した遮熱塗料を紹介! |
断熱性
熱を伝わり難くする塗料で、断熱塗料を塗ることで外からの熱や冷気を室内に通しにくくすることや、室内の温度を逃がにくくする塗料です。
その為、冬の寒さに・夏の暑さ対策に適している。
■夏場の省エネには、遮熱塗料?断熱塗料?どちらがおすすめですか?! |
ラジカル抑制
「ラジカル」とは、塗料の塗膜が紫外線などに晒される事により、塗膜内の白色顔料から発生する劣化因子の事です。
このラジカルの発生を抑制して塗膜の劣化を防ぐために開発されたのが「ラジカル抑制塗料」です。
セルフクリーニング機能
ガラス微粒子 ; 汚れが雨で洗い流される防汚染性の機能です。超微粒子シリカで汚れの付着を防ぎ、雨で洗い流すという無機質な性質を持ちます。
光触媒 ; 紫外線が当たると汚れが分解して浮き上がり、雨で流れ落ちるというメカニズム的なもの。
透湿性
外部からの水の親友を防ぐ防水塗料ですが、内部の湿気は外に逃がす透湿性があります。また内部の結露を防ぐ効果もあります。
透湿性を持たない塗料の場合は、内部からの湿気は、塗膜の内側に溜まり、水膨れとなる可能性はあるので十分に注意が必要です。
防カビ・防藻性
カビや藻の発生を抑制する機能が付いている。
カビや藻が付きやすく、気になる場所に適している。菌が繁殖しにくい薬剤を混ぜていますが、、人体への安全性は確認済みです。
耐候性が高い塗料には防カビ防藻機能が付加されて「いるものが多い。
■外壁塗装・本当に信頼できる業者の6つの見分け方とは? |
弾性塗料と硬質塗料
外壁に用いられる塗料には硬さの違いがあります。伸縮性があるものは「弾性塗料」、伸縮性が無い一般的な塗料は「硬質塗料」と呼ばれています。また、その中間に位置するのは「微弾性塗料」と言われます。
伸縮性が求められる壁材は振動などでヒビが入り安いモルタル壁です。外壁材にヒビが入った場合、硬質塗料はヒビに追随できずに、亀裂が入ってしまいます。しかし弾性塗料では塗装面にヒビが入らない為に、雨水のしんにゅうを防ぐ「ことが出来ます。
サイディング壁に対しては、弾性塗料は使用しない方が良い。サイディングは比較的熱をため込む材質の為に、弾性とりょうを塗るとふくれを生じやすくなります。
どの塗料を採用するかによって、耐用年数や塗装に掛かる費用が違います。使用の目的や機能性を考慮に入れ塗料選びを行ってください。
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