外壁塗料の耐用年数と特徴とは?
外壁塗料の耐用年数と特徴とは?
❶外壁塗装の耐用年数は凡そ10〜20年です!
外壁塗装の「耐用年数」とは、次の塗装が必要になるまでの期間のことを指します。
外壁塗装の耐用年数は通常10〜20年です。
ただし外壁塗装の耐用年数は、使用する塗料の種類や外壁材の種類、コーキングのほか、家が建っている場所の気象条件や、施工の仕方、外壁の素材によって差がでます。
新築の場合は30年持つものもあります。
❷外壁塗装の耐用年数を決めるポイントとは?
外壁塗装の検討する際に「塗料の種類」「外壁材の種類」「コーキング」の3つにポイントとなります。
それぞれに耐用年数があり、組み合わせによって長さが異なります。
外壁塗装の耐用年数を決めるポイント
■塗料の種類
■外壁材の種類
■コーキング(シーリング)
❷-1塗料の種類
外壁塗装の塗料の種類は主に5種類あり、それぞれ耐用年数が異なります。
前回塗装した塗料の種類を確認しておくと、おおよその外壁塗装の塗り替え時期の見当がつきます。
塗料の種類 | 塗り替え 時期の目安 |
特 徴 |
---|---|---|
アクリル樹脂系 | 約5~8年 | 安価。他の塗料に比べ汚れやすく耐久性が低い。小規模な塗り替えに適している |
ウレタン樹脂系 | 約8~10年 | コストパフォーマンスに優れている。手頃な価格で密着性が高く施工しやすい |
アクリルシリコン樹脂系(シリコン系) | 約10~15年 | コストパフォーマンスがよく、現在最も使われている塗料。色も豊富で汚れに強いのが特徴 |
フッ素樹脂系 | 約15~20年 | 耐久性が高く信頼性が高い。高価だが、汚れに強い。鉄塔や大型ビルの外壁の塗装に使われることが多い |
光触媒塗料 | 約20年 | 光が当たると化学反応を促進する物質を含み防汚性・耐久性を発揮。耐久性が高く、価格は控えめでコストパフォーマンスに優れているが、下塗りする材料によって防汚性に差が出る |
無機塗料 | 約20~25年 | フッ素樹脂系の1.5倍と高耐久性の塗料。高価。塗装面の環境や紫外線の当たり方によって耐用年数が変わる |
※上記の年数はあくまで一般的な目安です、必ず塗料の目安どおりの年数耐久するとは限りません。
※各メーカーから販売されている商品や家の立地によって、耐用年数が大きく異なる場合があります。
❷-2外壁材の種類
家の外壁は、一見どれも同じに見えてしまいますが、実は素材に種類があります。
次に5つの例を挙げますが、その素材自体にも耐用年数があり、だいたい20〜40年程度といわれています。
外壁に使われている素材の例として下記があります。
■モルタル素材
■サイディング素材
■ガルバリウム鋼板素材
■タイル素材
■ALC(軽量気泡コンクリート)素材
塗装の際には、上記のような素材自体の耐用年数や、外壁の状態なども事前に確認してもらいましょう。
家の立地条件や気候などによって外壁が傷んでいる場合もあるので、必要であれば修繕も検討します。
そうなると、さらに費用がかかる可能性もありますので、依頼先業者の担当者の方とよく相談した上で、適切なタイミングでメンテナンスを実施しましょう。
❷-3コーキング(シーリング)
「コーキング」とは、外壁材の一種であるサイディングの目地や、窓枠と外壁の間を埋めているゴム状素材の部分のことをいいます。
「シーリング」と呼ぶこともあります。
外壁の修繕や、塗装のタイミングで同時にメンテナンスする部分となります。
外壁の素材部分とコーキング部分の耐用年数が異なると、後々コーキング部分だけ別工事が必要になる場合もありますので、依頼する事業者に見積もりの段階で確認しておくと良いと思います。
❸外壁塗装の耐用年数が過ぎているかチェック!
外壁塗装の時期は、新築や前回の塗り替えから約10年目あたりで考えはじめる方が多いでしょう。
しかし、大切なのは実際の壁の状態です。
以下のような劣化の兆候があれば、一般的に言われている耐用年数を待たずに、補修・塗り替え等のメンテナンスを加える必要が出てきます。
外壁塗装の劣化のサインとは?
①モルタルやコンクリートなどの壁面のひび割れ
②外壁を触ると、指に白い粉がつく(チョーキング)
③雨のあと黒い筋がつく(ほこりの汚れ ・色あせ)
④壁面のカビ・藻・苔が掃除をしてもとれない
⑤外壁を止めつけているビスやクギなど金属が錆びている
家の外壁を確認して上記のサインを見つけたら、塗装事業者に相談して外壁の状態を確認してもらい、見積もりを取るところから始めましょう。
❹外壁塗装の塗料は耐用年数が長い方が費用が掛からない!
外壁塗装で使用する塗料は、長い目で見ると耐用年数が長い方が費用がかかりません。
塗料の価格が高くなりますが、塗り替えの期間が開くためコストパフォーマンスが高くなるからです。
20年に一度耐久性の高い高価な塗料での塗装と、耐久性10年の塗料で2回行う外壁塗装では、費用面で以下の図のような違いがあります。
❺外壁塗装の耐用年数の寿命を延ばすコツ
外壁塗装の耐用年数を長く保つために自分でできることとしては定期的な外壁の掃除があります。
定期的に掃除をすることで、外壁の藻やカビの発生を防ぐことができます。
またひび割れ、チョーキングなどの異常を早期発見でき、早めに対応することができるためおすすめです。
軽度のほこりや軽い汚れは水洗いでかんたんに掃除できますが、頑固な汚れには高圧洗浄機を使用しましょう。
外壁塗装の掃除以外で外壁塗装の耐用年数を長く保つコツは、耐用年数が長い塗料を選ぶこととです、また優良業者に外壁塗装を依頼することも必要です。
耐用期間の長い塗料を使用しても、塗料の目安年数どおりに耐久するとは限りません。
施工した事業者が、①外壁塗装の標準とされている「下塗り・中塗り・上塗り」をしているかどうか、②技術力があり信頼できる事業者かどうかが、外壁の耐久性を維持する上で大事です。
外壁塗装は専門の方でない限り、直後にちゃんと施工されているかどうか、自宅の壁がどんな状態かなどの見極めが難しいものです。
塗装から数年後に、劣化がみられてはじめて気が付くこともあります。
塗装の際には事前に見積もりを取り、疑問点をきちんと相談して、納得しながら作業をすすめてくれる事業者を選ぶことが大切です。
■外壁塗装の「水性塗料」「油性塗料」のメリットとデメリットとは?
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