「屋根の葺き替え」と「カバー工法」何が違うの?

「屋根の葺き替え」と「カバー工法」何が違うの?

屋根葺き替えで古い屋根材を撤去作業の画像

最近、室内に雨漏れが発生しました、きっと古くなった屋根やヒビが目立つ外壁からの雨が侵入しているのかも?
でも、屋根工事を検討しようと思っているけど、「屋根の葺き替え」や「屋根のカバー工法」って何が違うの?
といったお問合せが最近増えています。

今回は、屋根の工事について、「屋根の葺き替え」や「屋根のカバー工法」は何が違うのか?
分かり易くご説明したいと思います。

屋根の工事をご検討しているお客様に少しでもご参考になれば幸いです。

屋根の葺き替えとカバー工法には、それぞれ異なる特徴とメリットがあります。

 

❶屋根の葺き替えとは?
屋根の葺き替えとは、既存の屋根材を全て撤去し、新しい屋根材を取り付ける工事のことを指します。

屋根葺き替え解説イラスト画像

❶-1工事の内容

1. 既存の屋根材の撤去:古い屋根材をすべて取り除きます。この際に、屋根下地の状態を確認します。
2. 屋根下地の修理・補強:必要に応じて、屋根下地の修理や補強を行います。これにより、新しい屋根材がしっかりと取り付けられるようにします。
3. 防水シートの敷設:屋根下地の上に防水シートを敷き、水の浸入を防ぎます。
4. 新しい屋根材の取り付け:選んだ新しい屋根材を取り付けます。この際に、適切な施工方法を用いて耐久性を確保します。
5. 仕上げ作業:必要に応じて、雨樋の取り付けや塗装などの仕上げ作業を行います。

屋根の葺き替えは、屋根全体の耐久性や防水性を向上させるために効果的ですが、費用や工期がかかるため、建物の状態や予算に応じて検討することが重要です。

既存屋根の状況や、専門業者に相談しながら進めることが賢明です。

また、どのような新しい屋根材を選ぶかも大きなポイントです。

スレート、金属、瓦、アスファルトシングルなど、多種多様な選択肢があるので、耐久性・気候や家のデザインに合わせて選ぶと良いと思います。

 

❷屋根の葺き替えメリットとデメリット

❷-1メリット
新しい屋根材による耐久性や防水性の向上。
屋根下地の状態を確認・修理できる。

❷-2デメリット
工期が長くなる。
費用が高くなる。

 

❸屋根のカバー工法とは

カバー工法または「重ね葺き」とも呼ばれるこの方法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて取り付ける工法です。

屋根カバー工法解説イラスト画像

1. 既存屋根の調査:まず、既存の屋根の状態を確認し、重ね葺きが可能かどうかを判断します。
屋根が健全な状態であれば、カバー工法が適用されます。

2. 下地処理:既存の屋根表面を清掃し、必要に応じて修理します。
これにはコーキング材の充填なども含まれます。

3. 防水シートの敷設:新しい屋根材を敷く前に、防水シートを既存の屋根の上に敷設して二重の防水対策を行います。

4. 新しい屋根材の取り付け:新しい屋根材を既存の屋根の上に取り付けます。
この際、金属屋根、アスファルトシングル、スレートなどの様々な材質が使用可能です。

5. 仕上げ作業:雨樋の取り付けや、必要に応じた補強・塗装作業を行います。

 

屋根の葺き替えメリットとデメリット

❹-1メリット
工期が短い:既存の屋根材を撤去する必要がないため、施工時間が短縮されます。
コストが低い:撤去費用がかからないため、経済的です。
廃棄物が少ない:既存の屋根材を再利用するため、廃棄物が少なく、環境に優しい。

❹-2 デメリット
重量の増加:屋根の構造に追加の重量がかかるため、耐荷重性を確認する必要があります。
既存の問題が隠れる:既存の屋根下地の問題が見過ごされる可能性があります。

カバー工法は、特にコストと時間を節約したい場合に適した選択肢ですが、建物の構造や既存の屋根の状態によって適用可能かどうかが異なります。
専門業者と相談し屋根の状態を確認して、適切な方法を選ぶことが大切です。

両方の工法にはそれぞれの利点と欠点があるため、住宅の状態や予算、目的に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。
あなたの家にどちらが適しているか、専門業者に相談してみると良いでしょう。

 

 

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