屋根修理又は雨漏りに火災保険が使える?
皆さんこんにちは!!
営業販売担当のKです!!
今年は台風が多かったせいか、火災保険(風災)を使った復旧工事についてのお問い合わせが増えています。
今年の台風も強烈な台風が多かったかと思います。年々大型台風が関東に直撃率が増えてきてる気がします。
沖縄の住宅の様に鉄筋コンクリートの住宅が当たり前では無いので、被害も多く出てきてますね。
前回ブログでもご紹介していますが、弊社倉庫屋根も庇の10tクラスの物が風により巻き上げられ
屋根にひっくり返ってました。その衝撃で勿論屋根に大きな穴を開けて雨漏りし放題でした。現在改修工事はしていますが、まだまだ時間が掛かりそうです。
お客様工事の方が優先なので、どうしても弊社の屋根は後回しになってしまいます。
ルーフィングまでは敷いたので、雨漏り自体は止まっています。
屋根のことを知り尽くしてるだけに、防水シートのみで工事が終わった気になっていますが時間が空いてる時に、自社の職人に進めてもらっています。
まさかうちがって思う気持ちでした。
こんな時にやっぱり火災保険が大事になってきます。
火災保険に加入していなかった場合は、全てが実費になりますので考えただけで、背筋が凍る思いです。
いつもは工事ブログになりますが、今回は皆さんの頭の片隅に置いておくと今後役に立つお話をさせて頂きます。
最初に説明させて頂きますが、経年劣化での損傷と人的で出来た雨漏りや元からあった隙間からの雨漏りは保険対象外になります。
どのような場合に火災保険が使えるのか、今回は実際にお問い合わせがあった実例をあげてご紹介したいと思います。
火災保険は「火」だけではなく「風」による被害も適用されます。
保険会社から支払われる保険金を利用して屋根の修理のご相談が年々増えています。
去年に続き先日も台風15号被害に遭われた施工主様から相談を受け、火災保険を適用させていただき無事工事を終えました。
もちろん中には満額が出ずに持ち出しが多くなり、現状復旧の形になるケースもございますが加入されている保険会社や保険商品によって適用される条件も出る金額も様々なので
もし台風などで住宅に被害が出た方がいらっしゃったら慌てて修理依頼をする前に一度保険会社に確認されてみてはいかがでしょうか。
その後にしっかり適正の業者選びが大事になってきます。
台風の後の被害場所では訪問販売業者が屋根を確認して歩いています。
決して訪問販売業者の全てが悪い訳ではないですが、業者選びは大事かと思います。
たくさんの施主様から保険申請に関するご相談をいただいている一番の大きな理由として「火災保険は台風の被害に対して適用されるモノが多い」事が挙げられます。
火災保険の申請について簡単に流れを説明させていただきます。
はじめに火災保険(住宅総合保険)で「屋根などを修理するとはどういうことか?」についてですが、一般的な火災保険
には火災時の損害補償以外に
風災の損害補償(最大瞬間風速20m/秒以上の強風による被害)
雪災の損害補償
雹災の損害補償
などが、保険契約に組み込まれている事が多いいです。
保険の名称が「火災保険」となっているので、火災の時の保険と思っている方も沢山いらっしゃいます。
加入されている保険契約の内容に風災・雪災・雹災などが組み込まれていれば台風や木枯らしなどの強風の被害で屋根の板金が剥がれたりした場合に保険の申請をすれば補償金が支払われる場合があるのです。
まず、ご自身で入られてる火災保険の内容を確認して下さい。
では、どんなケースが 火災保険の適用 になるのか、実例をあげて紹介します。
火災保険の適用例
台風後に、弊社宛に「屋根を点検してほしいのですが」とお問い合せの電話がなりました。
お話しを伺うと、近所でリフォーム工事をしている訪問販売業者に前回の台風で屋根の被害部を指摘され高額の見積を提示されているとの事でした。
屋根が被害にあっているので一刻も早く直した方がいいと言われ、工事の契約をするかしないかの返事を迫られているが、見積もり金額が高額な為に急には決められない。とのことでした。
築20年近い家なので、今回の被害部含め屋根の手入れをしなければいけない時期なのはわかるけど予算もあまりないので「火災保険」で対応出来ないか?との質問でした。
前に訪問販売業者の方から屋根の修理には「火災保険」が使える。と聞いたらしいのです。
後日、お約束の日時に現地に伺い屋根を見させていただきました。
こちらが実際の屋根です。棟板金を固定しているクギが抜けています。
この様に棟板金の釘が抜け始めていると台風や風が強いと板金部分が飛んでしまいます。
台風後にたまに道に落っこってる時がありますよね??
新築の屋根板金は木材が使用されています。
木材なので経年劣化と雨水によって木はだんだんと腐っていきます。
なのでこのような現象がどの家の屋根で起こっています。
現状この補修・カバー工法・葺き替えをする場合、弊社は標準施工で樹脂木を使用しての改修工事になりますので腐る事はなくなります。腐る事がなくなるともちろんクギが抜ける心配もなくなります。
未だに易いので木材を使用している業者は沢山存在しているかと思いますが・・・
築20年程の建物です。上記写真のように屋根全体が劣化しています。
一見、パッと見ただけでは強風の被害を受けているように見えないと思います。
しかし、注意して観察すると黒い丸で囲んだ箇所のクギが飛び出しています。
これは棟包み板金を固定しているはずのクギが数本、抜けているのです。
更に板金の下の方を確認してみると、クギが数本抜けて、無くなっていました。
正直、よくある光景ではあります。
ご自身の屋根の点検をすると何箇所かは画像のような光景はよくある事です。
板金の下地の貫板が腐っています。これではクギを刺してもききません!!!
上記写真の他の箇所は、クギが完全に抜けて、なくなっていました。手で板金を持ち上げて下地の貫板を確認したところ
貫板は腐っていました。
台風などの強風を受ければ、板金は写真のように簡単に浮き上がってしまいます。
更に雨などの水分が直接かかるので、木製の貫板は上記写真の様に劣化が進んでしまうのです。
このように「スレート瓦」の場合、この「棟板金」が強風の被害をいちばん受けやすい箇所といえるでしょう。
他の箇所も被害があります。台風の強風により、スレート材のクギ箇所に損傷があり、剥がれ落ちてます。
このような箇所が何箇所か見当たりました。
スレート材の小さなクギの穴からも雨漏りを起こす可能性が高いです。
防水シートも多少損傷が見られました。防水シートの下はすぐ屋根裏になりますので
雨漏りをしてきた場合は、すぐ対処が必要になります。
この画像ではスレート材が割れた後に雪止めで引っかかっています。
台風以外にも強風が吹いたら、この屋根材が屋根から飛んでご近所にご迷惑をおかけする可能性もあります。
又、お隣の外壁を傷を付けたり、車に落下なんかしたら大変な事にもなります。
一番は歩行者に当たった事を考えると早めの対処が経つ様かと考えます。
こちらのお宅の場合、「強風の被害」ということで、この「屋根の復旧工事」を保険会社に申請しました。
申請の内容は以下の通りです。
保険申請見積もり項目
仮設足場(外部) 高所作業のため必ず必要になります。
- 仮設足場(屋根部)屋根が6寸以上の急勾配の場合に必要になります。
- 既存 棟板金・下地の貫板など撤去・処分費
- 本体コロニアル材の台風被害部面新規葺き替え
- ケラバ板金(屋根の袖部)のビス止め
- 新規 貫板取付
- 新規 棟板金取付
- 板金端部コーキング処理
などの項目内容で見積書を提出しました。
火災保険・住宅総合保険を申請する際のポイントですが、「こちらで勝手に判断しない」ということです。
保険会社では、保険の契約者から被害の報告(申請)があった場合、その申請内容が妥当であるか。
どの項目について補償の対象とするかなどの判断を日本損害保険協会の鑑定人に委ねています。
勿論全てが日本損害保険協会の鑑定人がさてする訳ではありません。
補修工事の金額によって鑑定人の審査が必要になってきます。
ですから、鑑定人が認めた上で保険会社が了承すれば、その内容の金額が契約者である皆様に支払われる訳です。
と言うことは、「とにかく、少しでも多い項目で申請してみる」ことが賢明だと思います。
保険金が出る保証はありませんが、出してみる価値はあるでしょう。
話しを戻しますが、こちらのお宅の場合も屋根を点検調査したうえで、可能性のある項目を一通り申請してみました。
逆に鑑定人が現場へ調査に来た際に、私が見落としていたバルコニーのテラス屋根は雪災の対象になる。
との事で付け加えて頂けました。
結局、こちらのお宅の場合では「約180万円」の補償金が支払われました。
その補償金の180万円で、仮設足場を組立て、屋根本体又は板金の復旧工事をする事になりました。
さらに、せっかく補償金で足場を架けられたついでだからと、お客様のご希望で「屋根カバー工事」と「外壁の塗装工事」を追加で施工する事になりました。
訪問販売業者からは「屋根補修工事」で約250万円ほどの見積が出されていたのとのことでした。
はじめは、屋根だけに250万円も掛けられないと思っていたそうです。
結局、約30万円ほどの持ち出しで屋根カバー工事と、外壁の塗装工事はじめ建物外部の修繕がほとんどできた訳です。お客様も少ない予算でお住まいのお手入れができたので大変、満足されていたと思います。
屋根カバー工事と外壁塗装工事で大事なお住まいが蘇りました。
皆様もお住まいのお手入れをお考えの際は、「火災保険・住宅総合保険」を上手に活用してみてはいかがでしょうか。
尚、火災保険の申請はお客様ご自身で簡単にできます。最近、「火災保険の申請代行」を生業としている業者が増えています。
申請代行費として高い手数料をとっているようです。
業者選びにはご注意ください。
まとめ
わかりに聞いところもあったかもしれませんが、いかがでしたか?
火災保険を使って雨漏りの修理をおこないたい場合は加入している火災保険を確認する
- 加入している火災保険を確認する
- 雨漏りの原因が自然災害によるものか調査する
- 悪徳な修理業者に注意し、信頼できる修理業者へ依頼する
この3点に注意してください。
火災保険の知識を正しく身につけ、有効活用しましょう。
火災保険の見直しや、現在の火災保険がどんな活用が出来るかをしっかり確認して下さい。
又、雨漏りに困られてるお客様がいらっしゃいましたらご連絡ください。
雨漏れは屋根だけではなく、外壁の目地シーリングやサッシ周りのシーリングの劣化でひび割れをして
雨水が侵入してきますので、ご注意下さい。
外壁塗装も自社の職人が隅々まで責任を持って工事を進めていきますのでご安心ください。
雨漏りの内容については次回アップさせて頂きます。
火災保険の申請の仕方についても弊社グラスビトウィーンに相談してください。
手数料は一切かかりませんのでお気軽にお問い合わせください。
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