こんにちは、屋根修理プロのグラスビトウィーンです。
いよいよ4月に入り一気に暖かくなってきましたね。4月は新しい生活が始まる方も多く、何かとバタバタする季節ではありますが、一年の中でも天候が良く過ごしやすい季節ではありますね。
そんな好天の多い春の季節は外壁塗装や屋根塗装など建物のリフォーム工事を行うのにも非常に適した季節ではありますが、屋根にとってはすぐ先に、天敵である『梅雨』があるという事も忘れてはいけません。
日本特有の『梅雨』は、連日雨が続き何となく気分がすぐれないなといった季節ですが、建物にとっても雨漏り被害が非常に増える時期でもあります。屋根は、建物の中でも最も過酷な環境下にあり、日々紫外線などの影響で劣化が進んでいる場所でもあります。その為、梅雨の様な連日雨が続く季節になると一気にその劣化が露見し、雨漏りしてしまうなんてことが多いのです。
そこで今回は、屋根の中で雨漏りになる様々な原因をご紹介いたしますので、是非、梅雨の前に点検してみてはいかがでしょうか?
様々な雨漏り原因をご紹介!
それでは建物の雨漏り原因をご紹介していきます。多くの方は「雨漏りは屋根に何か問題があったから…」と考えているかと思いますが、実際には外壁の劣化が原因など、雨漏り原因は屋根だけではありません。ここでは主に屋根の雨漏り原因をご紹介します。
経年劣化による雨漏り
まず屋根の雨漏りで真っ先に思い浮かぶことは経年劣化によるものですね。屋根材には、瓦、スレート材、金属素材など様々な素材がありますが、それぞれに耐久年数という物があります。その耐久年数を過ぎてしまうと、金属屋根であれば錆びて穴が開く、スレート材にヒビ割れが入るなどの雨漏り原因が出てきます。瓦屋根の場合、瓦は100年以上持つと言われますが、瓦屋根に使用される漆喰などの副材は定期的にメンテナンスしなければ、雨漏り原因となってしまいます。
経年劣化による雨漏り原因
- 屋根材の割れなどの破損
- 金属屋根のサビ、穴あき
- 漆喰が崩れる 等
台風や暴雨風雨、地震などによる雨漏り
日本は、地震や台風などの自然災害が多い地域です。これらは間接的要因となり屋根にダメージを与え、雨漏りの原因を作ります。例えば台風などの強風で板金の釘が浮いてしまう、屋根材が飛ばされるや、地震で瓦がずれたり棟が崩れたり等は非常に多いです。
台風など間接的要因による雨漏り原因
- 板金の浮き、板金の釘の浮き
- 屋根材が強風で飛ばされる
- 漆喰が崩れる
- 瓦が割れる、崩れる 等
施工不良による雨漏り
「新築なのに雨漏りがする」等といった場合は施工不良が雨漏りの原因でしょう。他にも屋根リフォームをしたら雨漏りするようになった等も施工不良が原因の雨漏りです。
こういった場合には、施工を行った業者に連絡しましょう。どういった工事であれ、新築やリフォーム工事には工事保証がありますので再施工を行ってくれます。
雨漏りが発生した時の対処法
ここまでは、雨漏りの様々な原因をご紹介してきました。上述の通り、雨漏りには様々な原因がありますので注意しましょう。ここでは、雨漏りが起こった時の対処法を原因別にいくつかご紹介しましょう。
棟板金の浮きなど板金の浮きの場合
棟板金は、スレート屋根の頂上部を覆っている金属版です。屋根にはこのような板金が各所に使用されていますが、台風など強風の影響で釘や板金が浮くなどの問題が出る場合があります。
こういった場合には、板金を留めている釘の打ち直しや、棟板金自体を新しいものにするなどの屋根修理をする必要があります。
漆喰にヒビ、崩れた場合
漆喰は、瓦屋根等の接着や目地の充填に使われる『つなぎ材』です。この漆喰も主に屋根の頂上部分の棟に使用されている為、風などの影響を受けやすくヒビや割れが生じ雨漏りの原因になります。
漆喰は古い漆喰を一度取り払い、新しく塗り直す補修工事を行います。また、漆喰は10年~15年程度で定期的にメンテナンスすることをオススメします。
瓦のズレや屋根材のヒビ・割れの場合
瓦のズレやスレートの割れなどは、ほとんどの場合、台風や地震などの自然現象が原因で起こります。また、寒い冬の場合は屋根材に含まれる水分が凍結と溶解を繰り返すことで瓦などが割れる場合もあります。
こういった場合、被害を受けている屋根材の量にもよりますが、悪くなった屋根材の交換を行う必要があります。場合によってはカバー工事や葺き替えが必要な場合もあります。
経年劣化の場合
経年劣化で屋根全体が悪くなっている場合は、葺き替え工事をオススメします。劣化度合いにもよりますが、経年劣化で屋根の状態がひどい場合にはカバー工事では施工できない場合もあります。葺き替え工事は屋根の下地からなおせるので建物の寿命を延ばすことにもつながります。
雨漏りする前に対処するのが大事ですよ!
今回は建物にとって大問題である『雨漏り』について、主な屋根の雨漏り原因と、原因別の対処法をいくつかご紹介してまいりました。屋根は前述したように日々、紫外線などの影響を受け続けている為、特に外的要因がない場合でも劣化が進み、その劣化を放置してしまうといつか必ず雨漏りを起こしてしまいます。また、日本では台風や地震など自然災害も多い為、いつ何時、雨漏りの原因になる屋根の劣化が露見するかわかりません。屋根の雨漏りが一度発生してしまうと、元々関係ないところまで水が回ってしまい、建物自体を傷めてしまうといった事にもなりかねません。その為、屋根は出来るだけ万全の状態を保てるように定期的な点検とメンテナンスが非常に重要になります。
今年も早4月となり、連日雨が続く梅雨がすぐそこまで来ています。梅雨時に雨漏りで困ったとならない為にも、現在お住まいの建物で心配な点があればお気軽にグラスビトウィーンまでお問い合わせください。