屋根塗装の見積もりポイントとは?
屋根塗装の見積もりポイントとは?
屋根は、瓦屋根を除く一般的な屋根は10年~15年で寿命を延ばす為に、一度塗装をするのが一般的です。
お家の屋根の塗装も決して安くはありません。
せっかく塗装をしたのに、後悔するような事があっては何のためのリフォームかわかりません!
今回は、屋根塗装の見積もりについてお話ししますね。
屋根塗装の見積もりポイントとは?
屋根塗装を検討する際、まずは塗装業者に見積もりを出してもらいますが、その価格が費用相場に対して適正なのか?ということを正確に把握できる方は少ないのではないでしょうか?
実際に、屋根塗装にかかる費用内訳や相場をご紹介します。
屋根の塗装を行う際、いくつかの業者から見積もりを出してもらって比較検討した上で業者を選ぶのが一般的です。
内訳は大きく分けて塗装に必要な材料費、職人さんのお給料となる人件費、高いところを塗装する際の足場代、その他広告宣伝費や移動費、手数料などの4種類。見積書を見て比較検討する際に適切な判断ができるように、事前に塗装に必要な費用の内訳を知っておくようにしましょう。
屋根塗装の見積書の内訳とは?
①材料費
屋根の塗装において塗料や資材といった材料にかかる費用のことを材料費といいます。
塗料は屋根材との相性や色の種類、機能性などを考慮した上で選びますが、塗料によっても費用が異なるため注意が必要です。
②足場代
屋根を塗装する際には、高いところの作業を行うために家のまわりに足場を組みます。
足場代は適正価格が分かりにくいですが、1㎡あたり700~1000円が相場となっています。
できるだけ費用を抑えたいと思う人も多いかもしれませんが、足場代を相場より大幅に安く設定している業者には注意した方が良い場合もあります。
足場を組む作業に約一日、解体に半日程度はかかるため、相場より安い設定になっている場合はスケジュールが過密になっている可能性があります。
トラブルの原因にもなりかねないため注意が必要です。
塗装をするためになくてはならない工程ですが、できるだけ費用を抑えたい工程でもあります。
外壁塗装で足場を組み、一年後に屋根塗装で足場を組む、といったように別々で作業するのではなく、どちらかの塗装のタイミングで同時に行うと足場代を抑えることができます。
③人件費
外壁を塗装してくれる職人さんに支払われるお給料などが人件費にあたります。
外壁塗装にかかる日数や人数によって人件費は変わってきます。
職人さん1人あたりいくらという風に決まっている場合もありますが、職人さんのレベルによって費用が高くなることもあることを頭に入れておきましょう。
④その他
材料費と人件費、足場代以外にも細々とした費用がかかってきます。
業者の利益になる分や現場への移動費、保険料、事務手数料などがこれにあたります。
一つ一つの費用は高額でなくても、その他の費用を合わせると全体の3割程度になることもあります。
そのため内訳を確認するときはその他にどういった費用が含まれているのかも確認するようにしましょう。
見積書を見る際のチェックポイントとは?
塗装の見積もりを行う際、どのような点に注意すると良いのでしょうか。
見積書の見方を知っておくだけでも、お得に塗装をできることにつながるかもしれません。
●事前に相場を知っておくことが大事
見積もりの段階で大切なポイントとして、事前に相場を知っておくことがあげられます。
見積書の内訳をご紹介しましたが、項目ごとの相場や塗料による違い、面積ごとの費用なども知っておくと、見積書の内容を理解しやすくなることでしょう。
悪徳業者に騙されるリスクも軽減されるので、事前に知識を身に付けておくことはおすすめです。
●必要な作業かどうかを確認する
何の知識もないままに塗装の見積書を見ても、どの項目が何について書かれているのかが分かりにくいです。
一つ一つの項目を見て本当に必要な作業かどうかを見極めることも大切なポイントです。
残念ながら、「素人は分からないだろう」という悪意を持って高い金額を提示してくるような業者もあるため注意が必要です。
見積もりを依頼する前に相場を身に付け、本当に必要な作業かどうかを見極めるようにしましょう。
●塗料のメーカーや種類の記載はあるか?
見積書に、塗料のメーカーや商品名、価格が記載されているかどうかの確認も怠ってはなりません。
大まかな工程のみが記載されている見積書と、使用した塗料などが細かく記載されている見積書はどちらが安心できますか?塗料のメーカーや商品名が記載されていなければ、費用を上乗せされていても気付くことができないだけではなく、希望した塗料よりもグレードの低い塗料が使用されることもあるかもしれません。
適正な価格かどうかの確認のためはもちろん、希望する性能や色の塗料が使われているかどうかも非常に大事です。
●工程が記載されているか?
見積書にはいくつかの項目に分けて記載されていますが、業者によっては大まかにしか分けられていないこともありますので注意が必要です。
項目がたくさんありすぎてもよく分からないという人もいるかもしれませんが、そういった人を狙って悪徳業者が営業をかけてくることもあります。
工程ごとに項目が分けられているかどうか、それぞれに適正な価格が設定されているかどうかは見積もりのときにしっかり確認するようにしてください。
●三度塗りが行われるか?
塗装の工程で下塗り、中塗り、上塗りという3つの工程を行うことをご紹介しましたが、これを三度塗りといいます。
中塗りと上塗りは同じ塗料を使うことが多いため、中塗りの作業を飛ばしていたとしてもなかなか気付くことができません。
しかし費用や手間を少なくするために中塗りを省く業者もいるため、記録を残しているような業者を選ぶと安心です。
見積書には記載してあっても、実際には2回しか塗装していないといったこともあるため、施工中に現場を確認してみるのも推奨です。
●下地処理の内容は?
塗装を行う前に下地処理という工程があります。
下地処理には、外壁の劣化を補修することと洗浄と同じように塗料をしっかり外壁に付着させること、2つの目的があります。
劣化している部分を放置すると雨水や害虫が家の内部に入り込むことがあるため、定期的に補修をする必要があります。
また下地処理を怠ると塗料が外壁に密着できずに、ひび割れや塗りムラとなってしまいます。
外壁材や劣化の度合いに合わせて適切な下地処理が行われるかどうか、見積もりの段階で確認するようにしましょう。
●金額が明瞭か?
見積書の内訳や項目ごとの費用はもちろん、合計金額も確認することを忘れないようにしましょう。
30~50坪の戸建ての場合、足場代や洗浄費、外壁と屋根、付帯部分の塗装を全て合わせたとしても200万円を超えることはほとんどありません。
塗料によっても異なりますが、あまりに費用が高く感じられるときは必ず業者に説明を求めるようにしましょう。
●塗装工事一式という文言に注意!
見積もりを依頼したときに「▲▲一式」といった記載を見かけたことがありませんか?
見積書の見方が難しいと思っている人にとって「〇〇一式」と言われると分かりやすくて良いと思うかもしれませんが、この文言には落とし穴があることもあります。
見積書の内容が明瞭でなければ、業者が内容をごまかしていたり費用が上乗せされていたりしたとしても後から追及することができませんので注意してください。
見積書には詳しく記載してもらうように業者に伝えてみることをおすすめします。
●保証の発行や内容や期間は?
見積もりをしてもらう際に、保証がどうなっているかについても確認することが必要です。
保証内容の言及がないままに契約してしまうと、万が一施工不良があったときに対応してもらえなくなることも。「保証は付いています」と言われた場合でも、保証内容に制限があったり期間が短かったりする場合があります。
万が一、保証書の発行が無い様な業者は、絶対に避けた方が賢明です。
契約前に保証書の発行の有無は絶対確認しておいた方が良いでしょう!
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