屋根の耐用年数=屋根瓦(仕上げ材)の耐用年数?
一般の木造住宅の屋根は3層構造です。
1下地材(コンパネ、野地板)
2防水材(ルーフィング)
3仕上げ材(陶器瓦、スレート、ガルバリウム鋼板、トタンなどの屋根瓦材)
で構成されています。
では、一番風雨に曝される仕上げ材(瓦など)が、割れたりヒビが入ったりするとすぐに雨漏りしてしまうのでしょうか。
いいえ、
ルーフィング(防水材)が破損していなければ雨漏りはしません。
瓦が台風などで飛ばされたりしても、その下のルーフィングが破損していなければ下地材に水は浸み込みません。もちろん、屋根材自体も雨を防いでいますが、台風などの横殴りの雨は仕上げ材(瓦材)の隙間から侵入してしまいます。
ですので、実質水を防いでいるのは防水材であるルーフィングで、仕上げ材(瓦材)はルーフィングを保護していると言えるでしょう。
仕上げ材である陶器瓦(釉薬瓦)は、耐用年数が60年と言われています。しかし、瓦の下のルーフィングの耐用年数は約20年です。つまり、見た目何ともないのに雨漏りが起こるのは、このルーフィングがだめになっている可能性が大です。
屋根瓦(仕上げ材)の主な種類と耐用年数
■スレート瓦(コロニアル、カラーベスト)
耐用年数:15~20年(劣化してくると塗替えが必要)
■素焼き瓦
耐用年数:30~40年
■釉薬瓦
耐用年数:約60年
■トタン
耐用年数:10~15年(頻繁に塗り替えが必要)
■金属系(ガルバリウム鋼板)
耐用年数:25年以上(約40年間メンテナンス不要と言われているが、劣化してくると塗装は必要。)
※いずれもメーカーは保証していなかったり、保証は別規定だったりです。あくまで目安です。
屋根の耐用年数というのは、実質ルーフィング材の耐用年数と言えるでしょう。
最近では、屋根の軽量化の為にスレートからガルバリウム鋼板へ葺き替える方も増えています。せっかくお金をかけて耐用年数の長い仕上げ材に葺き替えるのに、その下のルーフィング材の耐用年数が仕上げ材より大幅に短いと意味がないですよね。
耐用年数の長い仕上げ材を選んだら、耐用年数の長いルーフィング材にしましょう。
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