外壁塗装に関する情報は、日常的に触れることが少ないため、自分自身の知識が乏しく、基準を持たずに業者を選んでしまっていることが、トラブルに繋がります。
複数社から見積もりを取り寄せたけれど、いちばん費用が安いからという理由だけで業者を選ぼうとしていませんか。
安かろう悪かろうとは一概には言えませんが、せっかく見積もりをとったのであれば、その内容を理解して比較してみることで、業者ごとの特徴を掴んでみるのも良いでしょう。
失敗しないための業者選びのポイント3つ
*徹底した建物診断を行ってくれる
外壁塗装は、外観を綺麗に保つだけではなく、建物の防水性を高めるという機能的役割も果たします。
そのため、建物の劣化状況をしっかりと判断して、正しく工事を行う必要があります。
事前の状況チェックもなく見積もりを持ってきたついでに目視だけのチェックだったり、屋根の塗装をするのに屋根の上に上がらなかったりというだけの診断の場合もあります。
素人目にもわかる劣化状況を口頭での結果説明だけで、専門的な診断結果に基づく提案をなされないことも多くあります。
営業マンや塗装職人による判断ではなく、専門知識を持った診断のプロが徹底的に診断を行い、適切な対応を書面にて提案してくれるかどうかで、業者を選ぶことが可能です。
*見積書が明瞭に記載されているか
外壁塗装業社は、見積書に記載する事項というのが定められていません。そのため、書き方や記載項目も業者によりけりで、費用に差が出やすくなっています。
そんな中でも、見積書の表記を「外壁塗装工事一式」とまとめることなく、足場から養生、施工、完了までの流れの中で発生する費用を細かに明記してくれる業者は、包み隠すことなく伝えてくれている誠意が伝わります。
見積書を複数社から取り寄せたときは、費用にばかり注視するのではなく、費用の内訳や使用塗料などの内容もチェックしてみましょう。
こちらの業者は安いけれど塗装回数が少ない、こちらの業者は安いけれど他社に記載されている施工箇所が含まれていないなど、色々なことが見えてくるかと思います。
*アフターフォローに注力しているか
地域に根ざしている業者なら特に、完成後の評価が大切になります。
また、不具合が起きた時に早急な対応を約束してくれているということは、自分たちの工事に自信があるとも取れます。
保証とアフターフォローがしっかりとした業者は、信頼できると言えます。
まとめ
大切な家を守るために欠かせないメンテナンスである外壁塗装。
業者選びに失敗し、再施工が必要になってしまっては、安かったはずの費用も何倍にもなってしまいます。
自分自身が業者選びのための正しい知識を身につけて、信頼できる業者選びをしてみてはいかがでしょうか。