屋根・外壁の点検は大丈夫?線状降水帯の危険性とは!
屋根・外壁の点検は大丈夫?線状降水帯の危険性とは!
ここ数年、豪雨のたびに「線状降水帯」という言葉が新聞やテレビで報じられるようになりましたよね。
九州地方に大きな被害をもたらした豪雨も、線状降水帯が引き起こしたものです。
近年、西日本でたびたび災害を引き起こしていますが、関東でもひとごとではありません。
15日午前、気象庁は、九州北部などに「線状降水帯予測情報」を発表しました。
いったい、「線状降水帯」とは、何なんでしょうか?
同時に「線状降水帯」の危険性と「線状降水帯予測情報」とは何なのかも解説いたします。
❶線状降水帯とは?
線状降水帯(せんじょうこうすいたい)とは、「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50 – 300 km程度、幅20 – 50 km程度の強い降水をともなう雨域」
(気象庁が天気予報等で用いる予報用語)である。
即ち、積乱雲が線状に次々に発生して、ほぼ同じ場所を通過・停滞する自然現象であり、結果として非常に強い雨が特定の地域に長時間連続して降り続けることとなります。
❷線状降水帯の危険性
おととし、大分県内に大きな被害をもたらした「7月豪雨」。
48時間に降った雨の量は県内19の観測地点のうち、9か所で観測史上最大を更新しました。
日田市天瀬町では玖珠川が氾濫し、温泉街などに甚大な被害が出ました。
また由布市湯布院町で旅館を営む家族が川に流されるなど、県内であわせて6人が犠牲となりました。
この時の豪雨を引き起こしたのが「線状降水帯」です。
線状降水帯は次々と発生した積乱雲が帯状に連なる現象で同じ場所に長時間、激しい雨を降らせます。
大分地方気象台によると「大量の雨が同じ場所で降るため河川の氾濫や土砂災害などの危険性が一気に高まる。
その状況下では避難が困難となる状態が考えられる」とその危険性を話します。
❸ことしから始まった「線状降水帯予測情報」とは
この線状降水帯はこれまで予測が難しいとされてきましたが、全国的に発生が相次いでいることから気象庁が観測体制の強化などを行い、今年6月1日か
ら予測情報の提供を始めました。
この線状降水帯予測情報、発表されるタイミングは早ければ予想される時間の半日前、12時間前を目途としています。
また対象地域は大分県であれば「九州北部地方」というように大まかな地域ごととなります。
具体的には、例えば『九州北部地方では〇日の昼前にかけて線状降水帯が発生し大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります』といった表現で発表されます。
❹関東地方でも発生する線状降水帯
では、私たちが住んでいる、関東地方も線状降水帯が発生するのでしょうか?
さて、このような線状降水帯での集中豪雨に備えての、屋根や外壁の点検はお済でしょうか?
普段、お家の雨漏れは気付きにくいものです。
屋根材に亀裂があったり、長年に渡り強風さらされたことにより、屋根板金が浮き上がっていたり、外壁ではヒビが入っていたり、防水用の目地が傷んで
いたり等・・・様々な危険個所が考えられます。
毎年、台風シーズンが終わると必ずと言っていいほど「雨漏れ」の修理依頼が飛び込んできます。
その殆どが、以前から微量の雨漏れが発生していましたが、微量の為、木材が吸収して気が付かなかったという事が多いです。
台風での暴風雨により、より激しく雨が吹きつけるため目に見えた雨漏れに気が付く事も多いですね!
微量な雨漏れでも、押入れにカビが生えた、天井にシミが発生した、室内のクロスが剥がれたり黒カビが発生した・・。
これは雨漏れの危険のサインです!
この様なことがないように、是非台風シーズン前に、「大切なお家の屋根や外壁の点検」をお勧めいたします。
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