屋根材・「ディーズルーフィング」の特徴とは?
屋根材・「ディーズルーフィング」の特徴とは?
地震災害が最も多く、災害観点からも軽量で非常に耐久性のある現在、最も多く施工されている屋根材「ディーズルーフィング」をご紹介いたします。
❶D’s Roofing(ディーズ ルーフィング)とは?
D’s Roofing(ディーズ ルーフィング)は錆に強いガルバリウム鋼板と同じ組成のジンカリウム鋼板を基材として 表面に陶器瓦と同じ焼成を施した自然石粒を特殊な方法で接着(高温にてガラスコーティング)した屋根材です。
屋根材は今から40年前に開発され、その抜群の耐久性・防音性・断熱性・防災性・美観性は欧米各国はもとより極寒の北欧・熱帯の東南・南アジア・アフリカ・オセアニアなど、さまざまな気候でその性能を発揮し、高く評価されている屋根材です。
❷特徴とは?
1.従来の陶器瓦に比べて約7分の1の軽さ
とにかく軽いことです。
軽量で錆に強いジンカリウム鋼板を基材としていて、在来の陶器瓦と比較すると重さは約7分の1になります。
軽い屋根は建物の軽量化と建物の重心が下がることで、屋根が軽いほど地震による建物の揺れは小さく、地震に強い家と言えます。
更に屋根材を支える必要壁量が少なくて済むので、窓や開口部の多い開放的な空間が作れ、将来の間取り変更にも自由度が増す、といいことずくめなので
す。
2.ライフサイクルコストの低減
本瓦以外の一般的な屋根材は、顔料が雨風で流れて色あせてくるので、5~10年ごとに塗り替えが必要です。
一方ディーズルーフィングは、セラミックコーティングを施した自然石粒を特殊な方法で接着していますので、メンテナンスフリーで長期的に美観を維持
できます。
30年の基材保証も、誕生から40年の実績に基づくものです。
初期費用では一般的な屋根よりやや高いですが、1回目の塗り替えでトータルコストは逆転するので、長く住むほどお得です。
3.安心の基材30年保証書付き
基材は錆に強いジンカリウム鋼板。
表面に施した自然石の粒が雨粒を細かく拡散して共鳴を抑え、日射を和らげるので、 通常の鋼板屋根で心配される雨音や夏の暑さを和らげる効果 も発揮します。
しかも軽量だから重ね葺き(カバー工法)が可能です。
古くなった 平板スレートを剥がさず、ディーズルーフィングでカバーする「り・るふる改修工法」で、既存屋根の撤去費用、処分費用がかかりません。
また廃材などが殆ど出ないので、環境や 近隣に優しいリフォームができます。
❸ガルバリウムとジンカリウムはどう違う?
ジンカリウムもガルバリウムも成分は同じ亜鉛とアルミ、シリコン合金のメッキ鋼板です。
何が違うかというと、含まれる成分の割合です。
どこが違うか一見しただけでは分からないと思います。
よく見ると、亜鉛とシリコンの比率が0.1%違います。
これが、ガルバリウムとジンカリウムの違いです。
たった0.1%の違いで、何が変わるのでしょうか。
ジンカリウム鋼板は従来の瓦や平板スレートやアスファルトシングルと比較しても非常に軽量で、家屋の耐震対策にも最適な屋根材です。
重い屋根は震災の時に揺れが激しくなり倒壊などに繋がる恐れがあるため近年ジンカリウム鋼板のような軽量な屋根を使用して、地震の対策を考えられるようになりました。
❹インターロッキング工法
ディーズルーフィングのジンカリウム鋼板は、軽量で耐震性・耐久性に優れています。
インターロッキング工法により、屋根材が建物と一体化するため暴風などの自然災害に対し抜群の耐風性も確かめられています。
※インターロッキング工法
コンクリートをお互いがかみ合うような形にし、レンガ調に組合せた塗装方法です。
一般家庭から公園まで幅広く用いられ、張り方によって表情を変えられ外観をさらに明るく演出します。
❺災害に強い理由
軽量な素材が家屋の揺れを軽減し地震から家屋を守ってくれます。
つくばでは、阪神大震災級の実大振動実験結果屋根材にディーズルーフィングが使用しました。
結果、屋根材にゆがみなどの変形はみられませんでした。
海外ではハリケーンなどの災害から家屋を守った実績があります。
ディーズルーフィングは、2005年8月末にアメリカ南東部を直撃したハリケーン「カトリーナ」から家主を守りました。
素材が金属のため火事の際にも優れた性能を発揮します。
そして大きな火災の際にも、延焼を防ぎ火災の広がりを抑える効果もあります。
1994年と2003年に発生したアメリカ、カルフォルニアでの大災害で、ディーズルーフィングは家主の家財を守りました。
ディーズ ルーフィング国土交通省認定不燃番号:NM2035/NM1895
「時間雨量240ミリ」+「風速40m/秒」(日本の気象観測ではない雨量の風雨にさらされる)となり、結果は各1000パスカル。
合格でした。
また、試験後に表面が乾かぬまますぐに「風速80m/秒」の負圧をかけた結果、(風速80m/秒⦅時速約300㎞⦆は全ての樹木を根こそぎ吹き飛ばす台風なみ)
<ディブロマット=6500パスカル>
<ローマン=8500パスカル>
<クラシックスタイル=4200パスカル>
<エコグラーニ=4200パスカル>となりました。
※パスカルという単位は、天気予報で使われる hPa (ヘクトパスカル) の1/100です。
❻より快適なお住まいの環境
表面の石粒が鋼板の熱伝導を低くし、夏の部屋の暑さを屋根がやわらげてくれます。
屋根材と下地の間に空気層を十分に確保できるため、熱を逃がす効果もあります。
接着してある表面の石粒により表面積が広がり、放熱効果も期待できます。
雨の日に気になる雨音を軽減する表面の石粒。
雨粒が拡散するので、音の原因である”共鳴”を抑える機能があります。
雨音や外からの雑音がこれまでの金属屋根とは驚くほどに違います。
❼ディーズルーフィングの豊富なラインナップ
【エコグラーニ】
和・洋を問わず、建物に美しく調和する直線的でシンプルなデザインです。
表面が凹凸になっていて、建築物をユニークに彩ります。
また、1平方メートルあたりの重量が1番軽く、地震による建物の揺れを小さくする効果が抜群です。
基材に30年保証を付けておりますので、安心してお選びいただける屋根材です。
●カラー
■TWEED GRAY
(ツイードグレー)
洋服のツイードグレーのように、カジュアルにもシックにも見える表情豊かな色です。
汚れにくさを目指して開発した色なので、いつまでも暖かみのある新しさが続きます。
■CAFEY
(カフェ)
カフェに使われる自然石粒は、茶色単色で作り上げているので、ナチュラルで気取らず、どの建物にも合うような暖かみのある落ち着いた色合いです。
■EVER GREEN
(エバーグリーン)
日本の風景や自然との調和を追い求め辿りついたエバーグリーン。
建築物の和・洋を問わずに、美しくマッチする屋根材で、四季によってそれぞれの表情が楽しめます。
■ONYX
(オニキス)
落ち着いた上品な雰囲気をかもし出す漆黒の美しさは、まるでパワーストーンのオニキスのようです。
どんな建築物にもマッチし、どの世代の人にも人気のカラーです。
材質 | IS G 3321、ジンカリウム鋼板0.39mm、自然石粒仕上げ |
寸法 | 1350mm×410mm |
働き | 1300mm×390mm |
1m²あたりの重量 | 5.8kg |
1m²あたりの枚数 | 2枚 |
施工可能範囲 | 2.5寸勾配以上 |
国土交通省不燃認定番号 | NM2035 |
【クラシックタイル】
伝統的で由緒正しいクラシックタイルは、30年以上にわたるロングセラーを誇ります。
建築物をエレガントに彩る表面には、無数の石粒が広がっています。
また、退色・変色を抑えるために、水の浸透や凍害も防ぐことができる釉薬(うわぐすり・ゆうやく)を使用しています。
ですから、汚れも付きにくく、長期間にわたり美観を保つことができ、塗り直しなどのメンテナンスが必要ありません。
基材に30年保証を付けておりますので、安心してお選びいただける屋根材です。
●カラー
■SANTAFE
(サンタフェ)
ニューメキシコ州の澄んだ空気と鮮やかな青空を想像させる州都サンタフェ。そのままのイメージを、日本の豊かな四季の自然に映えるよう調和させました。
青空が似合う明るい屋根です。
■MONTE CARLO
(モンテカルロ)
モナコの4つの地区(カルティエ)の1つであるモンテカルロ。
陽気な雰囲気が伝わってくるような色合いです。
茶系3色が絶妙なバランスで、温かさと豊かさを表現しています。
■SHERWOOD GREEN
(シャーウットグリーン)
イギリスのイングランド、ノッティンガムシャー、ノッティンガムの北約30kmにある王室林のシャーウットの森。
そんな森を想像してしまうシャーウッドグリーンは、鮮やかな緑に黒を重ねることによって色彩に深みを増し、建築物の外観に落ちついた緑の潤いを与えます。
■CHAROOAL
(チャコール)
チャコールは木炭という意味で、黒と灰色の中間くらいの色になります。
また、明度の低い灰色で、安定感があり、上品な雰囲気を演出します。
どんな建築物にもマッチし、年代問わず人気のカラーです。
材質 | JIS G 3321同等品 ASTM A792M、ジンカリウム鋼板0.39mm、 自然石粒仕上げ |
寸法 | 1175mm×390mm |
働き | 1111mm×364mm |
1m²あたりの重量 | 6.54kg |
1m²あたりの枚数 | 2.47枚 |
施工可能範囲 | 2.5寸勾配以上 |
国土交通省不燃認定番号 | NM2035 |
【ローマン】
曲線のデザインが非常に美しく、S字瓦調が最大の特徴のローマンは、建築物を格式高くさせます。
また、その曲線美から、ローマンを導入している結婚式場や有料老人ホームなどの施設が増えています。
基材に30年保証を付けておりますので、安心してお選びいただける屋根材です。
●カラー
■TUSCANY(タスカニー)
イタリアのトスカーナ地方にある古都タスカニー。
まるでイタリアにいるような、鮮やかなオレンジにクリーム色の屋根材で、パット眼を引き、見る人を魅了します。
■MOSS BROWN(モスブラウン)
立体的なコントラストの秘密は、数種類の色のブレンドです。
これによって単色では表現できない風合いが生まれます。
赤みの少ない、落ち着いたブラウンはどの年代にも人気です。
■NERO(ネロ)
ネロはイタリア語で黒を意味します。
そんなネロの漆黒の美しさには安定感があり、シックで上品な色合いは、どの年代層にも人気があります。
材質 | JIS G 3321同等品 ASTM A792M、ジンカリウム鋼板0.39mm、 自然石粒仕上げ |
寸法 | 1175mm×390mm |
働き | 1111mm×364mm |
1m²あたりの重量 | 6.54kg |
1m²あたりの枚数 | 2.47枚 |
施工可能範囲 | 2.5寸勾配以上 |
国土交通省不燃認定番号 | NM2035 |
【ディプロマットスター】
デザインがシンプルで美しく、どんな建築物とも調和するディプロマットは、外壁としても使用できる唯一の屋根材です。
また、単色ではなく斑になっていて、カラーバリエーションも明るいものからシックなものまで幅広く、建物の屋根を美しくエレガントに彩ります。
基材に30年保証を付けておりますので、安心してお選びいただける屋根材です。
●カラー
■TERRA COTTA
(テラコッタ)
テラコッタはイタリア語で素焼きを意味します。
ネイティブアメリカンが好んで使用していた素焼きの赤色をイメージした屋根材は、華やかなカラーで建築物を彩ります。
■CAFÉ
(カフェ)
紅茶色にコーヒー色、よく見ればカフェオレ色にミルクティー色、そんな楽しくて、落ち着いた印象のカフェ。
暖かみのある落ち着いたナチュラルな色合いが魅力です。
■EVER GREEN
(エバーグリーン)
音楽では「時を経ても色褪せない名曲」というニュアンスで使われることがあるエバーグリーン。
そのキリっとしまった美しい屋根・外壁は、深みのある緑に黒のフラッシュをほどこすことにより生まれました。
時を経ても色褪せない屋根材の登場です。
■ONYX
(オニキス)
落ち着いた上品な雰囲気をかもし出す漆黒の美しさは、まるでパワーストーンのオニキスのようです。
どんな建築物にもマッチし、どの世代の人にも人気のカラーです。
材質 | JIS G 3321同等品 ASTM A792M、ジンカリウム鋼板0.39mm、 自然石粒仕上げ |
寸法 | 1175mm×390mm |
働き | 1111mm×364mm |
1m²あたりの重量 | 6.54kg |
1m²あたりの枚数 | 2.57枚 |
施工可能範囲 | 2.5寸勾配以上 |
国土交通省不燃認定番号 | NM1895 |
以上、今回は現在主流になってきている、軽量金属屋根「ディーズルーフィング」をご紹介させていただきました。
グラスビトウィーンは、ディーズルーフィングの国内認定PRO販売店及び認定施工会社です。
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