外壁塗装の相見積もり!比較の仕方を説明!
外壁塗装の相見積もり!比較の仕方を説明!
外壁塗装をする場合は相見積もりをするのが定番となっていますが、皆さんは正しい相見積もりの仕方を知っていますか?
初めて外壁塗装で相見積もりをする方は、引っ越しの相見積もりと同じように考えてしまって、「安さだけで判断してしまう」「値切りすぎで優良業者をみすみす逃してしまう」といったことも起きます。
外壁塗装の相見積もりで間違えやすいこと・正しいやり方を知り失敗しない外壁塗装を行えるようにしましょう。
今回は外壁塗装をするための「三種の神器」である相見積もりについてお話ししていきます。
❶良き外壁塗装の第一歩!相見積もりは必ずやるべき
相見積もりとは?相見積もりとは、同じ条件のもと複数業者に見積もりしてもらうことを言います。
外壁塗装では、相見積もりを必ず行うべきです。
それは、業者ごとで見積もりをする場合の計算方法・計算単価が違うので、同じ条件であったとしても、どの業者も違う金額が出ます。
例えば、1社だけの見積もりだと、出してもらった見積もりの金額が高いのか安いのかがわかりづらいので、相見積もりをして業者ごとで出してきた金額を比較する必要があり、金額を比較することで以下の効果を得られます。
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業者が不当な金額を請求していないか
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相見積もりだということで金額の不正防止につながる
相見積もりは金額の不正防止に対して効果を発揮し、金額の公正さを確認するための方法とも言われています。
中には、「知り合いの業者を紹介されて相見積もりできなかった」など、相見積もりもせずに業者を決めてしまう方もいますが、あなたの大事な家のことなので相見積もりなどの方法をつかって、納得の外壁塗装が行えるようにしましょう。
❷外壁塗装の相見積もりで陥りやすい間違えとは
外壁塗装で間違った相見積もりをすることで業者に怒られてしまったり、優良業者だったのに契約してくれない場合もあり、みすみす安心・納得の業者に塗装してもらえる機会を逃してしまうこともあります。
外壁塗装の相見積もりが初めての人が陥りやすい間違えを正していきます。
■相見積もりが初めての人が陥りやすい間違え
間違った相見積もり | 正しい相見積もり |
その場の思いつきで見積もり条件を伝える | 希望の外壁塗装を予め全て洗い出した上で条件を伝える |
何度も条件を変更して見積もりを取らせる | 条件変更は多くても1度くらいに収める |
業者ごとに条件を変えて見積もりを依頼 | 全ての業者で同じ条件で見積もりを依頼 |
安いというだけで業者と契約してしまう | 安さは選ぶ基準の一つとして考える |
依頼した全ての業者からの見積もりを待たずに契約してしまう | 依頼した全ての業者からの見積もりを待ってから選ぶ |
見積もりは、必ず現場調査を必要とするので、本来であれば見積もりを取るのにも人件費が発生します。
しかし、今の時代見積もりで費用をとっていてはお客様が来てくれないということで、だいたいの業者で見積もりを無料にしてくれています。
そのような状況の中、条件を変えて何度も相見積もりを依頼してしまうと、業者側でも無駄に人件費もかかるため、「このお客は依頼する気がない」などと思われて業者から施工の断りをされてしまいかねません。
相見積もりであっても正しい相見積もり(マナー)で業者へ依頼しましょう。
❸外壁塗装で相見積もりをするメリットとは
例えば、高価な家電製品を購入するとき、各メーカーの商品について量販店で性能比較をされると思います。
ネットでの製品情報のチェックは今では常識でしょう。
お友達の「評判」を確認されるかもしれません。
ところが、住まいのリフォームや外壁の塗り直し等のとき、支払額がその何倍になるにもかかわらず、最初に声をかけたリフォーム会社や塗装会社に任せていませんか?
その相手が本当に信用のおける技術を持ち、値段も他社より安く、アフターケアも十分にやってくれる理想的な会社であれば問題ありません。
しかし、そのようなラッキーをいつも望むわけにはいきません。
そんなとき、皆さんにしていただきたいのが相見積もりを取ることです。
相見積もりとは複数会社に見積もりを依頼することで、そのメリットとその具体的な進め方についてご説明します。
❹相見積もりのメリットとは
■相場がわかる
相見積もりでは面倒くさがらずに最低2~3社は見積もりを取るようにしてください。
どの業者にも同じ条件で見積もりを依頼しましょう。
条件が変わると正しい比較ができなくなってしまいます。
2~3社に見積もりを依頼するのは、少ないと比較検討の情報が足らず、多いと選択肢が広がりすぎて皆さんの負担になってしまうからです。
同じ条件の見積もりが集まれば、おのずと「この条件の場合はこのくらいの金額か」と相場を知ることができます。
■悪い業者を見抜ける
相見積もりをするとき「プロの業者を天秤にかけるなんて申し訳ない」とか「断るとき相手を怒らせそうで怖い」といった心配は無用です。
最初に相見積もりを取ることを相手に告げておけば、後々トラブルに巻き込まれることはありません。
ただし、見積もりの際にやってはいけないことがあります。
それは、「あちらの会社はもっと安く見積もりを出してくれているので、お宅ではもっと安くならないのか」と値切り交渉してしまうことです。
塗装工事においては、その家の家材、現在どんな塗料が使われているか、外壁の劣化状況はどのようなものか等、様々な要因から必要な経費を算出し必要以上の利益を上乗せせずに相場通りの予算で工事を行うのが良い塗装会社と言えます。
つまり、相見積もりをすれば優良業者を判別でき、悪い業者を見抜くことができるんです。
優良な塗装会社は初めから適切な相場を見積もりで出しているので、見積もりを否定し安くしてもらうために値切り交渉をしてしまうと、その塗装会社は良く思わないばかりか、塗装工事の各工程のうち、必要な部分から費用を削ってしまう場合があります。
みすみす優良業者を逃してしまう他、仕上がりや耐久性等に影響してくるので、無理な値切りはやめましょう。
■相見積もりで知識も身に付く?
見積もりの工事内容についての「素朴な疑問」に対し、専門的知識を如何に分かり易く説明出来るかは、その会社の技術力の反映ですし、好意を持てる担当者の存在は、工事を進めていく上にとても大切な相互信頼の源です。
それぞれの会社の説明を受けると、あなたもその工事内容について知識が得られますし、工事費用の相場も掴むことができるようになります。
❺相見積もりをした時の見積書チェックポイントとは
外壁塗装にかかる金額を以下の見積書の例で、チェックすべきポイントを見ていきましょう。
条件は築10年・外壁塗装・約30坪の住宅・職人2人で見ていきます。
項 目 | 面 積 | 平米単価 | 合 計 |
足場 | 118.8㎡ | 650円 | 77,220円 |
高圧洗浄 | 118.8㎡ | 250円 | 29,700円 |
養生 | 118.8㎡ | 300円 | 35,640円 |
飛散防止ネット | 118.8㎡ | 150円 | 17,820円 |
下地補修 | 25,000円 | ||
下塗り(シーラー) | 118.8㎡ | 750円 | 89,100円 |
シリコン系塗料 | 118.8㎡ | 2,600円 (中塗り・上塗りの合計2回) |
308,880円 |
廃棄物処理・ゴミ処理、雑費 | 25,000円 | ||
合計626,180円 |
1.塗料の種類と塗りの回数
塗料には様々な種類があり、それぞれ耐用年数も異なります。
塗布する場所によって異なる複数の塗料を使うこともあります。
何故その塗料を選んだのかを質問することも良いでしょう。
下塗り、中塗り、上塗りと数回塗り重ねるので、塗る回数が明記されているかはチェックすべきです。
2.塗装面積
塗装面積が書かれているはずですが、この数字が大きく違う会社、明示していない会社(外壁一式等と表示)には注意しましょう。
塗装面積の算出を建物の単純に床面積から行っている会社も要注意です。
見積もり作成前の現場の調査で建物の形状をよく確認していない会社は、実際に工事が始まると、塗るべき場所を塗らなかったり、追加料金を請求されたりする場合もあります。
塗装面積は同じなのに塗料の量が少ない会社も注意すべきです。
塗料を規定以上に薄めることで塗料1缶当たりの塗装面積を広げることはできますが、塗料の持つ機能が著しく低下し、耐用年数を待たずにトラブルが起きる可能性が高まります。
3.塗装工事の期間と人数
塗装は人力作業ですから仕事の量は人口(=作業人数×日数)で表されます。
この数字が明らかに低い会社はどこかで「手抜き」が行われたり、人手がかけられないことで工事遅延が起こったりする可能性もあります。
必要な人数をかけないことで事故発生の恐れも出てきます。
これまでも付き合いがあり、仕事ぶりがわかっている会社をご存知の場合は、色や風合いの希望だけを伝え、すべてを任すという方法もあります。
ただそんな幸運をお持ちでない方は、ぜひ複数の会社から見積もりを取り、比較検討しながら良い会社選ぶ方法をトライしてみてください。
❻相見積もりが不正防止策の第一歩とは
塗装業者の不正は様々な手口で行われています。
見えないことをいいことに、見えない部分を塗装しない。
作業の工程を省く。塗料を規定以上に薄めて使う。こんなことが日常茶飯事だったのが塗装業会です。
今でこそ減ってきてはいますが、それでもやはり悪徳な塗装業者は、未だに存在しているので注意が必要です。
不正を行わせない始めの一歩として、「相見積もり」が効果を発揮します。
他の業者にも「相見積もり」を行っていることを伝えるだけで、不正な価格で見積もりを出させることを防げます。
相見積もりは価格を比較するだけの者ではなく、塗装業者の不正防止策にもなっていることを覚えておいて欲しいです。
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