町田市・屋根・外壁塗装の塗装選び

塗装選びのポイント

どの塗料を採用するかによって耐用年数や塗装にかかる費用などに違いが出てきます。塗料の種類は多種多様ですが、「グレード」や「油性・水性」といったカテゴリーで分けて各々を比較すると特徴がつかみやすくなります。

 

下塗り塗料と上塗り塗料の役割

外装塗料には「下塗り塗料」と「上塗り塗装」があります。下塗り塗装は外装材と上塗り塗装を密着させる目的の他、外装材の色を隠して上塗りの発色を良くする役割もあります。また塗膜が劣化した外装材は水分を吸収するため、あらかじめ水分を吸い込ませて調整し、上塗り塗装の塗りムラを抑えている。上塗り塗料ごとに下塗り塗料が推奨されていることもあるので確認が必要です。

下塗り塗料

主な種類は、「シーラー」「プライマー」「フィラー」。

「シーラー」は水分を吸い込みやすいモルタルや窯業系サイディングなどに、「プライマー」は金属サイディングや鉄部用の物もあります。「フィラー」は厚く塗る事が出来るため外装材の凹凸や軽微なヒビをカバーする特徴があります。特に「微弾性フィラー」は弾力性がある為クラックが起こりやすいモルタルに良く使用されている。

上塗り塗装

上塗り塗装には屋根や外壁を紫外線や風雨などから守る塗料です。通常同じ塗料を二度塗り（中塗り・上塗り）で仕上げる。屋根用の塗料は外壁に比べて耐候性の高さが求められる為、屋根用と塗料には耐候性が低いとされているアクリル樹脂はほぼ使用されていない。上塗り塗料にはグレード（使用される樹脂の違い）や付加機能のほか、色の有無、ツヤ感といった見た目の違い、薄め方の違いなどについても検討が必要になります。

上塗り塗料のグレード

塗料を構成するものには主に3つあります。

塗膜となる「樹脂」と、色や光沢を付ける「顔料」、性能を高める「添加剤」。その中で塗料の耐久性の優劣をつけるものは「樹脂」で、種類によって差が生じます。長持ちするものは価格も高く、塗料のグレードは「樹脂」の種類でランク付けされている。以前はアクリル樹脂やウレタン樹脂が多く使用されてきましたが、近年ではシリコン樹脂が主流となってきています。

塗料のグレードと特徴

無機塗料

＊紫外線によって劣化する樹脂成分が殆ど含まれないので、耐候性に優れ、色褪せや変色が起こりにくい。

＊カビや苔が発生しにくい。

＊鉱物などの無機物を主成分にしているので、燃えにくい。

【こんな場合にお勧め】

・通気性や日当たりが悪く、外壁のカビや苔に悩んでいる。

・外壁の塗装工事の回数を減らしたい。

フッソ塗料

＊商業施設など大型の建物に多く採用されている。

＊耐候性の他にも防水性、防汚性等様々な点で優れている。

＊親水性があり汚れが落ちやすい。

【こんな場合にお勧め】

・高価なので傷みやすい屋根だけフッ素にしたい。

・外壁の塗装工事の回数を減らしたい。

シリコン塗料（アクリルシリコン）

＊耐久性とコストパフォーマンスのバランスが良く、今では最も良く利用されている。

＊機能を付加した塗料が多い。

【こんな場合にお勧め】

・費用効果の高い商品を選びたい。

ウレタン塗料

＊柔軟性と密着性がある。

＊近年では、使用されなくなっている。

【こんな場合にお勧め】

・費用を抑えたいが、できれば、１０年位足場を架けたくない。

・塗膜の剥がれが気になる。

アクリル塗料

＊コスト面で最も優れるが、耐久性では他に比べて落ちる。

＊近年ほとんど使用されなくなったが、機能を持たせることで耐候性がシリコンをしのぐほど高くなり、大ヒットした商品もある。（アクリル樹脂系ラジカル抑制塗料）

【こんな場合にお勧め】

・費用を抑えたい。

・そう長くは住まない予定。

・家のイメージを気軽に変えたい。他

 

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