外壁塗装の安い見積に注意!隠されたカラクリとは?
外壁塗装の安い見積に注意!隠されたカラクリとは?
目 次
❶外壁塗装で安いだけの見積もりは危険?
❶-1安い外壁塗装・塗料をものすごく薄める
❶-2安い外壁塗装・人件費のカット
❶-3安い外壁塗装・工期の短縮
❶-4安い外壁塗装・足場の削減
❶-5安い外壁塗装・下請け業者に発注
❷安い見積もりの外壁塗装には必ず理由がある
❸まとめ
世間では、年明けに向けての外壁や屋根などのリフォームが盛んに行われています。
街の中を歩くと、足場や飛散防止シート等が張り巡らされたお家が非常に多く目に入ります。
そんな中、みなさんのお宅でも「外壁塗装」「屋根塗装」など計画されているお家は多いと思います。
今回は、「外壁塗装」「屋根塗装」の中で、外壁塗装の見積書についてお話ししたいと思います。
信用して大丈夫?外壁塗装の安い見積もりに隠された謎とは?
外壁塗装の安い見積もりは失敗の元になることが多くあります。
誰にとっても、安いことは大変嬉しいことですが、安くなるということはそれだけ何かを削っているということでもあります。
安さだけを考えていると、悪質な塗装業者につかまったり、失敗する塗装の原因にもなり兼ねるため、どうして安いことだけを基準に考えてはいけないのか、事前に知識をもっておきましょう。
すでに見積もりをされている場合は、適正かをチェックするポイントをお話ししますので、確認してもらえれば失敗のないリフォームができると思います。
❶外壁塗装で安いだけの見積もりは危険?
安いということは、その安さを実現する為に、どこかの費用を必ず削っていることも多いと思います。
安いだけがなぜいけないか、見ていきましょう。
①安い外壁塗装・塗料をものすごく薄める
安い外壁塗装をするために一番とりやすい方法は、塗料をものすごく薄める行為です。
安さだけを重視した結果、塗料が足りなくなり追加費用も、もらえないので塗料を薄めることになってしまいます。
そもそも、最初の見積もり段階で適切な塗装面積の把握ができていないまま、塗料の使用量を漠然と出すとこの様な結果になります。
業者の怠慢とも言えます。
塗料ごとに基準塗布量がありますこの基準塗布量とは、各塗料メーカーが指定している1㎡あたりで使用する塗料の量です。
塗料はそのままでは使えないものがあるので希釈(溶液に水や溶媒を加えて薄めること。)する必要がありますが、必要以上に薄める行為で塗装費用を安くすることができます。
しかし、薄めすぎた結果、失敗する外壁塗装になってしまいます。
外壁塗装業者に安い見積もりを出されたら、「その塗料1缶でどのくらいの範囲が塗れますか?」など聞いてみるといいでしょう。
例えばダイヤモンドコート(塗料)を使って約50坪の外壁を塗装する場合、基本的に2.3~4.6缶分くらいが必要になります。
②安い外壁塗装・人件費のカット
ベテランで技術力の高いスタッフは、それなりのお金を払わないといけません。
人件費の安さを実現する為には、ベテランをはずして経験の浅いスタッフで外壁塗装をさせる必要があります。
このように、安さの影響を受けて、ベテランの塗装屋の職人が外されたまま塗装が行われ、結果的に失敗する外壁塗装になってしまいます。
安い見積もりを出されたら、「費用は安いけど、ちゃんとベテランの職人さんもいますよね?」など事前に塗装業者へ聞いてみましょう。
③安い外壁塗装・工期の短縮
塗装の工期が長い分、人件費や移動代などで費用がかさんでいきます。
工期を短くしてかかる費用を抑えようとすると、塗装の乾燥が不十分なまま、下塗り・中塗り・上塗りなどが行われ、結局は失敗する外壁塗装になってしまいます。
安い見積もりを出されたら、「塗装のスケジュールか日程表をください」と、必ずどういう日程で塗装が進んでいくのか事前に確認してください。
塗料の乾燥を十分させるためには約1日かかるため、最低でも3日分は下塗り・中塗り・上塗りで必要となります。
十分な乾燥させる日程が含まれていないようであれば、塗装業者に確認しましょう。
※中には下塗りと中塗り、または中塗りと上塗りを1日で済ませる塗装業者もいます。
④安い外壁塗装・足場の削減
足場は塗装業者にとっての命綱でもあります、その足場を簡略化することで足場代をカット。
そのせいで足場が不安定になり、事故が起きてしまう可能性もあります。
足場代は約30坪の一般的な建物であれば通常15~20万円になります。
この金額を目安にして、足場代の見積もりが安すぎる場合は塗装業者に「なんでこんなに足場代が安いんですか?しっかりした足場は組める金額ですか?」と事前に聞いてみましょう。
足場が適正に掛けられなければ、隅々まで手が届きません。
⑤安い外壁塗装・下請け業者に発注
人件費のカットには、べつの方法もあります。
人件費をもっと安くしたいのなら下請け業者に頼んで塗装してもらう方が安くなります。
さらに下請け業者は、中間マージンがとられるのでなんとか利益を増やそうと、時間をかけずに塗装をすぐ終わらせようとします。
これが悪循環となって、いい加減な塗装になり、結局は失敗する外壁塗装になってしまいます。
こうならないため、塗装業者に「塗装してくれるのは、すべて自社施工ですか?」と事前に確認しておきましょう。
❷安い見積もりの外壁塗装には必ず理由がある
安い外壁塗装には理由があります。
❶塗料をものすごく薄める
❷人件費のカット
❸工期を短く
❹足場の削減
❺下請け業者に発注
この他、私たちが気付かないような塗装業者ならではの削減方法もあったりします。
中には安さを売りにして、このような悪いことを平然と行っている塗装業者もいますが、すべての塗装業者が悪いわけでは決してありません。
お客さんの要望に応えるため塗装業者は必死に考えます。
考えて出た費用の削減方法が塗装業者へ負担を負わせることになり、このような方法をとらせてしまいます。
故意でないにしろ、結果的に失敗する塗装になってしまうので、安い見積もりを出されたら、必ず事前に安さの理由を確認しましょう。
また、地域密着の業者だと、地元に根付いているため、不正などが少なくて適正価格で見積もりをしてくれるところが多いので、安い見積もりに騙されないためにも、地元業者を選ぶようにしましょう。
まとめ
前項でお話ししたように、作業が完璧で、しかもお客様の要望を充分満足させることのできる外壁塗装こそ、本当に私たちが望む「リフォーム」です。
グラスビトウィーンは、豊富な経験と深い専門知識を活かしお客様の外壁の状態を正確に判断し、適格なご提案をさせていただき、本当にご満足のいただける作業を目指しております。
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