外装工事の専門用語をわかりやすく教えます。(第一弾)

専門用語解説

外装リフォームの専門用語をわかりやすくお教えします。

アスベスト対策

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アスベスト(石綿)は天然の鉱石が繊維状に変形したものです。アスベストのご語源は(消化できない)という意味です。吸い込むとその名の通り、消化されずに体内に溜まってしまい肺がんや悪性中皮腫などの原因になる為大きな問題となっています。

住宅の外装材では屋根材のスレートや外壁材のサイディングなどに使用されていましたが、2006年以降は使用を全面的に禁止されています。これらは形成版の為飛散する危険性が低く、使用しても除去対象外の建材になります。但し、砕いたり切断する場合は飛散の恐れがあるため葺き替えなどで解体する場合は、アスベスト対策をとる必要があります。上から被せるカバー工法や塗装で飛散を防ぐことが出来ますが、とそうの場合は、劣化が進んでいると高圧洗浄のの際、基材が削れる危険があるので施工できない場合もあります。

ジンカリウム鋼板

基材のジンカリウム鋼板は軽量で耐久性に優れた素材

ジンカリウム鋼板(アルミニウム55%、溶融亜鉛43,4%、シリコン1,6%)合金被膜鋼板は通称”ガルバリウム鋼板”と呼ばれている高耐食性、耐熱性、熱反射性と加工性を合わせ持つ鋼板と同じ組成の鋼板です。ジンカリウム鋼板は、亜鉛鉄板との耐久比率に於いて3~6倍耐久性に優れます。

チョーキング現象

外壁のチョーキング画像

■外壁チョーキング現象

外壁を触るとチョークのような粉が手につくことがあります。これは「チョーキング」と呼ばれ、粉の正体は塗料に色を付ける顔料です。塗料はアクリルやウレタン、シリコン、フッ素といった「樹脂」に顔料や添加剤を混ぜたものですが、外壁材の表面の塗膜がむき出しになり、元のき粉上になります。これがチョーキング現象です。塗料の種類にもよりますが、陽が当たる場所では、5年ほどでチョーキング現象が出始めることもあり、塗膜の劣化状態を知る目安になります。

横張と縦張り

サイディングの張り方向は縦に張っていく「縦張り」と横に張る「横張」があります。下座イン的な好みで決める方が多いのですが、洋風の家が多くなり横張の人気が高くなりました。窯業系のデザインはその多くが横張用なので、種類も多くの中から選べます。金属系では、横張の種類も増えましたが、縦張りのすっきりしたデザインが多いようです。デザイン的に見れば、張方向によってアクセントの入れ方が変わってきます。室内の通気性の観点でいえば横張がお勧めできます。他にもシーリングの長さは横張の方が長い為費用も高くなる傾向になります。

シーリングVカット・Uカット

幅が0,3ミリを超すようなクラックは、モルタルを貫通すりほどの深さがあると考えられます。その為、表面だけでなく深いところまでシーリングを補填して亀裂を埋める必要があります。シーリングを奥深くまで補填するためにクラックの線に沿ってV字のなるようにカットを入れてから補修します。この方法をVカットと言います。UカットはU字に曲線を入れてカットする方法で、シーリング材に接着する面が広くなる為、Uカットを採用することが多くなりました。

含水率

モルタルやサイディングといったセメント系の壁材は表面が乾いていても内部は水分が含まれています。塗料を付着させるためににも一定の水分が筆言うです。水分が多すぎるとかえって付着力が弱まり、塗膜の剥がれや膨れといった不具合が生じてしまいます。そこで適切な施工を行うために壁材に含まれる水分量をチェックすることが大切になりませ。物質に含まれる水分量は含水率と言い%で表します。一般的に外壁材の含水率は8~10%が適正と言われ、少なすぎてもヒビや割れを起こしてしまいます。含水率が高くなる要因は、塗膜の劣化により防水機能がなくなり、外部からの水分が浸み込むためです。施工方法によっては建物内部の結露が原因になることもあります。

耐候性

塗料は固まると塗膜となり、外装材を外部からの刺激から守ってくれます。この抵抗力を塗料の耐候性と言います。塗膜も紫外線や雨水等の刺激からダメージを受けて劣化します。しかし、ウレタンやシリコンといった塗料に含まれる樹脂の種類や、年々進化する付加価値などによって劣化の速度に違いが生じてきます。それは抵抗力の差、つまり耐候性に差があるからです。塗料ごとの耐候性の違いは促進耐候性試験で数値化されますので塗料選びの参考になります。

難付着サイディング

窯業サイディングの中には塗装時に注意が必要なものがあります。「難付着サイディング」と呼ばれるもので、それとは知らずに塗装すると、皮がめくれるように塗装が剥がれます。2000年以降(光触媒)(無機)(フッ素)などのコーティングが出荷時に施されているサイディングが登場しました。これらは、新築時の美観を長く保つ壁装材として広く採用されています。しかしこの壁装材は汚れや雨水ばかりではなく、塗料もブロックしてしまいます。今では専用の下塗り材が出ている為安心して塗装できるようになりましたが、一般のサイディングと間違えて施工しないように注意が必要です。

 

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