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パミールの屋根はカバー工法がお勧め！
そもそもパミールとは、国内最大手の外装建材メーカーであるニチハ株式会社が製造していたスレート屋根材の一種です。
アスベストを使用しない“ノンアスベスト”の屋根材として、1996年から全国に広く流通しました。
しかし、築年数が経つにつれて屋根材のひび割れや剥がれが多く報告されたため、現在は製造中止となっています。
そんなパミール屋根は、実は他のスレート屋根と違って塗装メンテナンスが出来ません。
なぜなら、塗装をしても建材の不良によって剥がれてきてしまうからです。
そのため、カバー工法又は葺き替えに切り替え工事をする必要があります。
パミール屋根材はは塗装が出来ません
ニチハ株式会社の製品の一つである「パミール」という屋根は、塗装でのメンテナンスは出来ません。
なぜなら、塗装をしても数年で屋根材ごと剥がれてしまうからです。
製造されたときはアスベストを使わない屋根材として、広く流通しましたが、年数が経つとミルフィーユ状に剥がれていく劣化症状が多く報告されるようになりました。
■スレート屋根の剥がれ・捲れ・破損
パミール屋根は塗装ではなく、新しい屋根材をかぶせる「カバー工法」又は新しい屋根に交換する「葺き替え」で施工を行ないましょう。
| ■屋根カバー工法工事・概要 |
| ■屋根葺き替え工事概要 |
パミール屋根の場合、カバー工法か葺き替え工事が必要になります。
主流なのは、葺き替えよりも費用を抑えて工事ができる「カバー工法」です。
| ■屋根カバー工法工事・期間 |
| ■屋根カバー工法相場 |
カバー工法とは、簡単にいうと「今の屋根に新しい屋根をかぶせる工事」です。
元々ある屋根の上に防水シートを敷いて、上から新しい屋根材を乗せていきます。
カバー工事の流れ
頂点にある板金・雪止めなどを外していきます。
既存の屋根の上に新しい防水シートを敷きます。
■屋根ルーフィング施工
防水シートを敷かずに屋根材のみをかぶせる業者もいますが、それは結露の危険があるので注意しましょう。
新しい屋根材を葺いていきます。
最後に板金や雪止め金具など取り付けて完成です。
■ディーズルーフィング・ローマン
屋根材自体が新しいものになるので、新築のような仕上がりになります。
工事期間は一般的な戸建て住宅であれば5～日ほどです。
足場がたちますので、他に足場の必要な工事(外壁塗装、雨どい交換など)を予定している方は同時期のタイミングで工事を行う事をお勧めします。
また、費用の内訳としては全体の工事費用の約10～15％を足場代が占めます。
そのため、外壁塗装などの足場が必要になる工事を一緒のタイミングで行うことをおすすめします。
■屋根材の亀裂
■スレート屋根の変色や傷み
パミールのリフォームはカバー工法が主流ですが、屋根が水分を含んでいるときは葺き替えを選びましょう。
なぜなら、その状態でカバー工法をすると、内部に含まれた水分が逃げ場を失って留まり、結露や雨漏りをしてしまうことがあるからです。
具体的には葺き替えしたほうが良いのは以下のような状態です。
・すでに雨漏りしている
・屋根材の劣化が進んでいる（常に屋根材が水を含んでいる状態、全体的にひび割れている）
・築２０年以上経過している
信頼できる業者に現場調査を依頼し、劣化症状が進行している時は、葺き替え工事を行いましょう。
| ■屋根葺き替え工事期間 |
| ■屋根葺き替え相場 |
カバー工法でおすすめ！
■ディーズルーフィング・ディプロマットスター
ジンカリウム鋼板とはガルバリウム鋼板と似た金属屋根材です。
ただし、表面に石粒がコーティングされていてガルバリウム鋼板よりも耐用年数が長く、塗装も必要ありません。
とにかく長持ちする屋根にしたい、耐久性も意匠性も高い屋根が良いという方におすすめの屋根材です。
■ディーズルーフィング・ディプロマットスター・ローマン
■ディーズルーフィング・エコグラーニ・クラシックタイル
ニチハ株式会社で1996～2008年に製造されていた屋根「パミール」は塗装でのメンテナンスが出来ません。
なぜなら、パミール特有の傷み方によって塗装してもすぐに剥がれてしまう恐れがあるからです。
そのため、カバー工法又は葺き替え工事が必要になります。
中でもカバー工法が主流占め、ニチハもカバー工法でのリフォームを勧めています。
カバー工法とは、今ある屋根に新しい屋根をかぶせる工法です。
費用は約80～150万円かかります。
すでに雨漏りしている状態や劣化が激しい場合はカバー工法ではなく葺き替え工事が必要になります。
お家の傷み具合を調査し、状況に応じた適切な方法で屋根をリフレッシュさせましょう。
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