太陽光パネルがある屋根のメンテナンスはどうするの?
屋根は紫外線や雨風によって劣化してしまうので、太陽光パネルが乗っていてもメンテナンス(塗装)は必要です。
ただ、劣化状況や要望によって塗装方法が変わるため、どのようなパターンがあるかは知っておくことが大切です。
お家の屋根に合った方法で塗装してもらうためにも、あなた自身で知識として知っておくことが必要です。
また、太陽光パネルが乗った屋根を塗装する際の注意点と、実際の塗装工事で、誤った作業をされないように、事前に確認しておくと安心です。
太陽光が設置されている屋根も塗装は必須!
太陽光パネルが設置されている屋根も普通に塗装が必要です。
なぜなら、パネルが乗っていない部分の屋根は紫外線によって劣化が進んでしまうからです。
劣化したまま放置すると、雨が降ったときに水を吸い込み屋根材の強度が落ちて下地が腐食してしまいます。
もっとひどい状態になると、そのまま屋根裏まで水が伝って雨漏りに繋がることも。
屋根を支える柱まで水が浸透し、腐ってきています。
こんな事態にならないようにするためにも、屋根塗装を行い防水機能を維持していきます。
ただし、粘土瓦や銅板の屋根などは塗装をしなくても良い材質もあります。
太陽光パネルが設置される屋根
太陽光パネルが設置された屋根の塗装方法
状況やご自身の要望によって、施工方法は変わってきます。
*パネルが乗っていない部分のみ塗装
・・費用をかけたくない人
・・築10~15年ほど初めての塗装の人
・・太陽光パネルを設置したばかりの人
*パネルを一度取り外して塗装
・・屋根全体を塗装したい人
*パネルを完全に撤去して塗装
・・太陽光パネルを撤去したい人
・・太陽光を設置して20年前後の人
パネルが乗っていない部分のみ塗装する
築10年頃で初めての塗装される方は、この方法で塗装することが多いです。
パネルを取り外さずに乗せたまま塗装することができるので、費用も手間もかかりません。
また、塗装面積もパネルの面積分減るので、通常の屋根塗装よりも多少お得に塗装することが出来ます。
パネルを一度取り外して塗装する
太陽光パネルを塗装前に取り外して全体を塗装、その後再度取り付ける方法です。
パネルの下の状態も心配だから屋根全体を同じように塗装する全面塗装にしたいという方におすすめです。
しかし、年数が経った太陽光だと脱着する際に太陽光パネルが破損してしまう恐れがあり、注意が必要です。
脱着は太陽光パネルの取り扱い業者に依頼するなど、細心の注意をはらう必要があります。
パネルを完全に撤去して塗装
太陽光パネル・架台を完全に撤去して塗装する方法です。
ご自宅に太陽光パネルを設置している方の中にはあまり効果がないから撤去したいという方もいらっしゃいます。
そういった方は、塗装工事のついでに太陽光パネルの撤去を行うことが多い様です。
屋根全体を塗装することができますし、撤去の際に必要な足場仮設も塗装のついでに行なうことで節減することが出来ます。
▪太陽光パネルを撤去したい人
▪太陽光を設置して20年前後・パネルの耐用年数を経過した人
※太陽光パネルの設置をお考えの方へ
築5年以上経って、太陽光パネルの設置を計画されている方は、先に屋根塗装を行なっておきましょう。
全体をメンテナンスしておくことで、屋根を長持ちさせることができます。
建ててから5年以上紫外線に当たっている場合は、すでに屋根が防水機能を失ってしまっている可能性が高くなります。
そのため、太陽光パネルを乗せた部分に紫外線が当たらなくなっても、雨が屋根につたって雨水が染み込んでしまいます。
屋根材に水をしみ込ませないためにも、先に塗装を行ない防水機能を復活させておきましょう!
パネル設置された屋根塗装の注意点
屋根の劣化が進んでいる場合は、一度太陽光パネルを外して、カバー(重ね葺き)又は葺き替え工事を検討しましょう。
塗装出来ない状態 ・築20年以上未塗装 ・築30年以上経っている ・すでに雨漏りしている
*費用相場
どちらも大きな費用がかかりますが、屋根に寿命が来てしまったら必須な工事です。
屋根が劣化しているのに工事を行なわずに放っておくと雨漏りに繋がり、屋根だけの問題ではなくなってしまいます。
お家全体を長持ちさせるためにも、状態に合ったメンテナンスが必要です。
太陽光パネルが設置された屋根の塗装をご希望される方は、まず専門業者グラスビトウィーンによる点検を行ないましょう。
屋根の状態を実際に確認することで適切なメンテナンスの提案を受けることができます。
業者に見てもらうべきところは以下の2点です。
・屋根にひび割れ等がないか
・太陽光パネルに傷や汚れがないか
もし屋根の劣化が進んでいる・太陽光パネルが破損しているなどのことが起きていれば塗装以外の工事が必要となります。
まず、塗装ができる屋根の状態かをグラスビトウィーン担当者にチェックしてもらうようにしましょう。