各種屋根材の特徴と耐用年数とは?

各種屋根材の特徴と耐用年数とは?

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屋根は常に紫外線や風雨に晒されており、建物の中でも最も過酷な条件の中にあるといえます。

そのためマイホームを新築する時やリフォームで屋根を葺き替える時には、使用する屋根材を慎重に選ぶことが大切です。

一方、屋根材にはさまざまな種類があって、それぞれにメリットとデメリットが存在しています。
そこで今回は、屋根材の種類特徴価格耐用年数メンテナンスのしやすさなどといった屋根材を選ぶ際に注意するポイントについて、屋根材を7種類に分けて、屋根材ごとの特徴やメリット・デメリット、価格、耐用年数などを分り易く解説いたします。

屋根材には大きく分けると陶器瓦セメント瓦スレート金属系の4つがあり、それぞれにはいくつかの種類が存在します。

❶化粧スレート

 

化粧スレートはカラーベスト、コロニアルなどといった商品名で呼ばれることが多く、セメント成分に繊維質の材料を混ぜて薄く加工した後に着色塗装したものです。
価格が安価でデザインやカラーバリエーションが豊富なため、現在の国内の住宅の屋根材として最も多く使われています。

メリット
  • 一部高価なものもあるが、価格が比較的安価
  • カラーバリエーションが豊富
  • 耐火性、断熱性に優れている
  • 軽量のため、耐震上有利
  • 最も普及している屋根材なので、施工可能な業者が多い
デメリット
  • 台風や暴風雨に比較的弱い
    ※隙間から雨水が入り込んだり、強風で飛ばされることがある
  • 定期的に塗装が必要
  • 人の重さや積雪で割れてしまうことがある
  • 水分が滞留してコケ・藻・カビが繁殖しやすい
  • 日本の伝統的な家屋には合わない
耐用年数 約20~25年
工事価格 4,500~8,000円/㎡(材工)


❷日本瓦(和瓦)

日本瓦(和瓦)とは粘土を使った焼き物の屋根材で、粘土瓦とも呼ばれています。
仕上げ方によって釉薬瓦、いぶし瓦、無釉薬瓦などがあり、耐久性が高く、他の屋根材よりも重くて厚みがあるため、遮音性、断熱性、耐熱性に優れています。

以前は国内の多くの家屋の屋根に使用されていましたが、近年は使用頻度が減少しています。

比較的高価なので、費用を惜しまずに耐久性を重視したい方にオススメの屋根材といえます。

メリット
  • 不燃材なので耐火性に優れている
  • 遮音性に優れ、耐久性が高い
  • 日本の気候、風土に合っている
  • 断熱性が高く屋根裏に熱がこもらないので、夏は涼しく冬は暖かい
  • デザイン性に優れ、日本の家屋にマッチする
  • 破損しても1枚単位で容易に交換できる
デメリット
  • 重量があるため地震の揺れに弱く、構造躯体に大きい負担がかかる
  • 台風や暴風で瓦がずれることがある
  • 施工できる職人が減少傾向にある
  • 瓦の種類によっては非常に高額になる
耐用年数 約50~100年
工事価格 8,000~12,000円/㎡(材工)

 

❸セメント・コンクリート瓦

セメントやコンクリートと砂を使って成型した瓦のことをセメント・コンクリート瓦といい、ほぼ同じ形に仕上がり焼きムラがないため、商品によるバラツキが少ないのが特徴です。

ただし吸水性が高いセメントやコンクリートを主原料としている分、塗装によるメンテナンスが不可欠になります。

一時期(1970~1980年代)コンクリートでできた洋風の瓦のことを「モニエル瓦」と呼び、洋風住宅に多く採用されていましたが、近年ではあまり使用されていません。

メリット
  • 不燃材料なので耐火性に優れている
  • 厚みがあるため遮音性が高い
  • 断熱性が高く、冬暖かくて夏は涼しい
  • 日本瓦よりも安価
  • 破損しても1枚単位で容易に交換できる
  • デザインが豊富
デメリット
  • 重量があるため地震の揺れに弱く、構造躯体に負担がかかる
  • 台風や暴風で瓦がずれることがある
  • 定期的に塗装する必要がある
  • 塗膜が劣化して素材が露出するとひび割れが発生する
  • 水分を含みやすくコケやカビが発生しやすい
耐用年数 約30~40年
工事価格 6,000~8,000円/㎡(材工)

 

❹トタン

トタン屋根は日本に古くからある屋根材のひとつで、亜鉛で鉄をメッキ加工した鋼板のことをいいます。
日本瓦よりも安価で施工期間も短いため、戦後から広く全国に普及しました。
サビやすいため現在ではあまり目にしなくなりましたが、東北や北海道などの積雪の多い地域では現在でも使用されています。

メリット
  • 施工が簡単で工期が短い
  • 価格が安い
  • カラーの種類が豊富
  • 継ぎ目がないため雨漏りしにくい
  • 軽量なため耐震性の面で有利
デメリット
  • サビやすく経年劣化で穴があくことがある
  • 断熱性が低いため断熱対策が不可欠
  • 防音性が低く、雨音が良く聞こえる
  • 定期的なメンテナンスが不可欠
耐用年数 約10~20年
工事価格 5,000~6,000円/㎡(材工)

 

❺ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、「亜鉛」と「アルミニウム」と「シリコン」を組み合わせた合金でメッキを施した薄い鉄板(鋼板)のことをいい、従来のトタンの最大のデメリットであった錆びやすさが大きく解消し耐久性が格段に向上しています。

金属系の屋根材の中では最も人気が高く、近年では多くの住宅の屋根材として採用されています。
屋根の葺き替え工事を機に、トタン屋根からガルバニウム鋼板に屋根を変える方も多いようです。

メリット
  • 不燃材料なので耐火性に優れている
  • 耐久性が高い
  • カラーバリエーションが豊富
  • 日本瓦の約1/6の軽さなので耐震性の面で有利で、カバー工法のリフォームに良く採用されている
  • 一般的なトタンの約4倍の防錆性がある
デメリット
  • 断熱性が低いため夏場の断熱対策が必須
  • 衝撃に弱い
  • 防音性に劣り、雨音が良く聞こえる
  • 断熱性や防音性を向上させようとすると費用がかさむ
  • 塩害に弱い
耐用年数 約30~40年(塩害地域は除く)
工事価格 6,000~9,000円/㎡(材工)

 

❻ジンカリウム鋼板(自然石粒付)

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ジンカリウム鋼板は鋼板の表面に細かな石粒を高温で溶着させたもので、紫外線で劣化しない鉱物などの細かな粒をガラスコーティングすることで耐久性を大幅に向上させています。
また、鋼板屋根材の「雨音がうるさい」という弱点も、石粒によって大幅に軽減されています。

メリット
  • ジンカリウム鋼板に天然石の粒をコーティングすることで、断熱性、防音性などの弱点を軽減
  • 不燃材料なので耐火性に優れている
  • 耐久性に優れ、表面が石粒なので再塗装が不要(基材に30年のメーカー保証)
  • 軽量の為耐震性の面で有利
  • トタンの約4倍の防錆性がある
デメリット
  • 暑さが薄いので、断熱性は十分とはいえない
  • 海外製品が多く、高価
  • 施工費が高い
耐用年数 約40~50年
工事価格 7,000~12,000円/㎡(材工)

❼アスファルトシングル

 

アスファルトシングルは、不燃布やガラス繊維であるグラスファイバーにアスファルトを塗布した後に表面に細かな石粒(砂)などを施して、アクリル樹脂で固めたものです。
欧米では昔から使用されていた屋根材ですが、日本では比較的新しい屋根材のひとつです。

メリット
  • 耐久性が優れている
  • 軽量なので耐震性の面で有利
  • 防音性、防水性に優れている
  • 柔らかくて加工しやすいため、曲面や複雑な屋根形状でも施工が容易
  • 防火性能が改善されたため、国内の屋根にも対応しやすくなった
デメリット
  • 定期的なメンテナンスが必要
  • 水分が滞留しやすくコケ・藻・カビが繁殖しやすい
  • 施工実績のある業者が少ない
耐用年数 約20~30年
工事価格 6,000~8,000円/㎡(材工)

以上、7種類の各種屋根材の特徴やメリット・デメリット、耐用年数などを解説いたしました!
皆さんも、ご自宅の屋根の葺き替えやカバー工法などのメンテナンスをお考えの際は、是非参考にして屋根材をお選びいただけたら幸いです。

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