外壁・ベランダからの雨漏れについて!
外壁・ベランダからの雨漏れについて!
雨漏りの原因の一つとして、今回は「外壁・ベランダからの雨漏」れについてお話しします。
❶外壁からの雨漏り
外壁のひび割れ、コーキングの劣化が主な原因となっています。
❶-1外壁のひび割れ
外壁の劣化が進むと外壁にひびが発生し、そこから雨漏りが発生する場合があります。幅1ミリ程度のヘアクラックと呼ばれる髪の毛のように細かいひび割れや小さい穴であれば、雨水が侵入することは可能性は低いです。
しかし、幅3ミリ以上のヒビになると外壁の向こう側まで貫通している場合があります。
❶-2コーキングの劣化
コーキングの劣化が進むと割れや剥がれが発生し、そこから雨水が侵入してきます。
コーキングの耐用年数は10年程度と言われており、外壁材より短いので注意が必要です。
- コーキングの打ち直し
コーキングの割れや痩せが原因で雨漏りが発生している場合は、コーキングの打ち直しが必要です。
※約30坪の建物の費用相場です。扱う材質や業者によって金額は変わります。
修繕方法 修繕期間 価格
塗装補修 7~12日 60~80万円
コーキングの打ち直し 半日~2日 5~50万円
❷ベランダからの雨漏り
防水層の劣化、排水口の劣化・詰まりが主な原因となっています。
❷-1防水層の劣化
雨水にさらされたり、歩いたり、ものをおいたりしているとベランダの床に張られている防水シートや防水塗装が経年劣化してきます。
その結果、ひび割れや剥がれ、破れという現象が起き雨漏りが発生します。
❷-2防水層の補修
ベランダの防水層の劣化が原因での雨漏りの場合、①FRP防水②ウレタン防水③シート防水④アスファルト防水の4つがあります。
どの防水層でも、既存の防水層を剥がし、下地処理の上新しい防水層を施工します。
既存の防水層の劣化が軽度の場合は、新規の防水層をかぶせます。
※約4㎡のベランダの費用相場です。扱う材質や業者によって金額は変わります。
修繕方法 修繕期間 価格
防水層の補修 1~4日 7~30万円
❸主な防水処理方法
❸-1FRP防水
FRP防水工事の費用相場 「10万円~15万円」
新規で防水層を形成する場合や、下地がモルタルなどの場合に行う防水方法です。
下地からガラスマットを貼って仕上げていく防水工事です。
下地調整
下塗り(プライマー)
ガラスマット貼り(1層)
ガラスマット貼り(2層)
上塗り(トップコート防水)
❸-2ウレタン防水
ウレタン防水工事の費用相場 「8万円~12万円」
新規で防水層を形成する場合や、下地がモルタルなどの場合に行う防水方法です。
下地から2~3回ウレタン塗料を塗って防水層を形成して仕上げていく防水工事です。
下地調整
下塗り(プライマー)
中塗り(ウレタン防水)
中塗り(ウレタン防水)
上塗り(トップコート防水)
❸-3シート防水
屋根のシート防水とは、防水シートを屋根に貼り付けることで雨水の侵入を防ぐ工法です。
主に、塩化ビニールシートやゴムシートが使用され、どちらも防水性が優れています。
シート防水の主な種類と特徴は以下の通りです。
ゴムシート防水
ゴムをメインに合成したシートで、接着剤などで屋根に取り付けます。
屋根の形や地域を選ばず使用でき、施工面積が大きいほど価格も安くなるのが特徴です。
塩化ビニールシート防水
塩化ビニール樹脂を合成したもので、機械を使って固定します。
屋根の形が複雑な場合、取り付けるのが難しいですが、防水性能は優れています。
また、防水シートの寿命は平均約20年程度で、定期的なメンテナンスが必要です。
小さな破れやふくらみはすぐに修復できますが、そのまま放置していると悪化し、雨漏りする可能性があります。
防水シートの工事費用相場は、1平方メートルあたり約1万円が平均相場です。
❸-4アスファルト防水
アスファルト防水とは、防水シートを屋根に貼り付けることで雨水の侵入を防ぐ工法です。
主に、塩化ビニールシートやゴムシートが使用され、どちらも防水性が優れています。
アスファルト防水の主な特徴は以下の通りです。
耐久性
アスファルト防水は防水工事の中でも耐久性が高い点が特徴で、防水層の寿命は平均約20年程度です。
防水性能
溶かしたアスファルトとアスファルトルーフィングシートを重ね敷いて、強靭で水密性の高い防水層を形成します。
工事日数
現場の規模や状況にもよりますが、およそ3週間程度で工事が完了します。
アスファルト防水は、主に次の3種類に分類されます。
常温工法(冷工法)
熱を使わずに防水層を作ることができるのが特徴です。
ルーフィングシートの裏面に、自着層と呼ばれるゴムアスファルトの粘着層をコーティングし、複数枚交互に貼り合わせていく工法です。
トーチ工法
トーチバーナーと呼ばれるごく一般的なバーナーを用いて、ルーフィングシートの裏面と下地を、アスファルトを炙り溶かしながら貼り付ける方法です。
熱工法
熱を加えて溶かしたアスファルトを使い、2~4枚のルーフィングシートを積み重ね、防水層を作る工法です。
それぞれの工法の特徴やメリット・デメリットを理解し、最適な工法を選択することが大切です。
また、防水効果を持続させるための方法や工事の適切なタイミングについても理解することが重要です。
具体的な防水工事の費用は、使用する防水の種類や施工面積、屋根の形状などによって異なります。
❹排水口の劣化・詰まり
排水口は水の通り道で、常に雨水や太陽にさらされているので負荷が大きく、劣化しやすい箇所です。
歳月を経て排水口が劣化すると、周りの防水層が剥がれて隙間が生じます。
その隙間から雨水が入り込み、建物内部に浸透していきます。また、排水口にゴミや枯れ葉が貯まっていると排水口が塞がれ、水が溢れだしてしまい、ベランダの水嵩が増してしまうことで、施工したベランダ防水の防水層を超えてしまい、階下に水が漏れてしまいます。
雨漏れは、大事な家屋を内部から侵食し家屋の寿命を大きく縮めてしまいます!
天井や室内の壁ににシミが出てきたり、一部の壁紙(クロス)が剥がれてきたりする場合は、外部からの雨水が侵入している証拠です。
こういった場合は、速やかに専門業者に雨漏りの原因を調査してもらい修繕してもらう事をお勧めします!
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