外壁塗装ーサイディング外壁のチェック
サイディング外壁のリフォームとチェックポイント
サイディング外壁は、その施工方法や材料の組み合わせによって様々な問題が発生する可能性があります。特に、古い施工方法である「直張り工法」のサイディングは、湿気による不具合が多く見受けられます。ここでは、サイディングのリフォーム時に注意しておきたい事項を説明いたします。
直張り工法の問題点とチェック方法
「直張り工法」とは、サイディングを壁下地に直接張り付ける方法です。この方法では、壁下地とサイディングの間に湿気がこもりやすく、内部結露を引き起こす恐れがあります。内部からの湿気がサイディングに吸収されることで、サイディングの反りや塗膜の膨れ、剥がれが発生する可能性が高まります。
2000年以前に施工されたサイディングは特に注意が必要です。これらの古い施工物には、通気工法が普及する以前の直張り工法で施工されたものが多く、内部結露のリスクが大きいと言えます。
チェック方法としては、次のような手法があります:
- 千枚通しを利用した隙間チェック:基礎部分に千枚通しを差し込んで、隙間の有無を確認します。
- 叩いて音を確認する:サイディングを軽く叩いて音の変化を観察し、隙間や内部の状態を判断します。
- 釘の錆びをチェックする:サイディングの釘が錆びている場合、湿気があることを示すサインです。
含水率の管理と重要性
サイディングの含水率は、施工後の管理が重要です。セメント系の壁材は表面が乾いていても内部に水分を含んでいることがあります。塗料の付着には一定の水分が必要ですが、含水率が高すぎると塗膜の密着性が損なわれ、膨れや剥がれの原因となります。一般的に外壁の適切な含水率は8~10%とされています。
特に古いサイディングの場合、外気や内部の湿気が原因で含水率が増加しやすく、その管理がより重要です。適切な含水率を維持するためには、塗装や補修の際には十分な乾燥期間を確保することが必要です。
張り方向と通気の確保
サイディングの張り方向によって通気性が異なります。特に縦張りの場合、サイディングと壁下地の間に隙間を確保するためには、胴縁を利用することが一般的です。胴縁はサイディング材と直角に配置され、通気を確保する役割を果たします。最近では通気用の穴の開いた胴縁が使われることが増えています。
シーリングの管理と修復
サイディングの接合部分や窓まわりなどの隙間を埋めるシーリングも重要な要素です。シーリングの劣化や不良施工により、雨水の浸入やクラックの発生が起こる可能性があります。定期的な点検と必要に応じた修復作業が、長期間にわたってサイディングの維持管理において重要です。
打ち替えと増し打ちの選択
シーリングの修理には、「打ち替え」と「増し打ち」の方法があります。通常、古くなったシーリングは打ち替えて新しい材料で補修することが推奨されます。ただし、局部的な補修や難しい箇所では増し打ちが選択されることもあります。
サイディング外壁のリフォームにおいては、施工方法や材料の選定、管理がリフォームの成功に直結します。特に古いサイディング外壁は内部結露のリスクが高く、適切なチェックと管理が欠かせません。定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、サイディング外壁の耐久性と美観を保つことができます。
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