外壁塗装の美観と耐久性を考慮する艶選択!
外壁塗装の艶選択ガイド:美観と耐久性を考慮する
外壁塗装は住宅の美観を大きく左右する重要な工事です。特に「艶」の選択は、見た目や耐久性に影響を与えるため、慎重に検討する必要があります。この記事では、艶の種類やそれぞれの特性、選び方のポイントについて解説していきます。
艶の種類と特性
外壁塗装に使用される塗料は、艶の度合いによって以下のように分類されます。
- 艶あり(光の反射率70%以上)
新品のような光沢感があります。汚れが付きにくく、耐久性も高いため、多くの業者が推奨しています。 - 7分艶(光の反射率55~75%)
艶ありの状態から少し抑えた印象。実際の見た目に大きな差は感じにくいです。 - 5分艶(光の反射率30~40%)
艶感を半分以下に抑えた状態で、少しマットな印象になります。 - 3分艶(光の反射率10~20%)
日光の下で艶感が非常に弱く、落ち着いた仕上がりになります。 - 艶消し(光の反射率5%以下)
ほとんど艶がないマットな仕上がりで、高級感があります。
艶の選択がもたらす影響
美観を長持ちさせる艶あり塗装
艶ありの塗装は、表面が滑らかであるため、汚れが付きにくいのが特徴です。また、雨水によって汚れが流れ落ちやすく、長期間美観を保つことができます。美観を重視する方には艶ありをおすすめします。
落ち着いた仕上がりを求める艶消し塗装
艶消し塗装は、落ち着いたマットな印象を与え、高級感を演出します。しかし、ザラザラした表面になるため、汚れが付きやすく、洗浄が難しくなることがあります。新築時のマットな仕上がりを維持したい方には最適です。
耐久性を考慮する
一般的に、艶あり塗料は耐久性が高いとされています。艶消し塗料は、性能が若干落ちるため、耐久性を重視する場合は艶ありを選ぶことをお勧めします。艶消しにする場合、1~2年程度の耐用年数の短縮を覚悟する必要があります。
色選びのポイント
色選びも重要な要素です。外壁塗装の色は、実際に広い面積で見ると明るく見えることがあります。色見本を確認する際は、必ず日中の自然光の下で確認しましょう。太陽の光の下では、艶や色合いの印象が大きく変わるためです。
艶の感じ方
素材や色により艶の感じ方が変わって見えます。
濃い色、暗い色(黒系・紺系)は、艶を強く感じてしまいます。
逆に、明るい色や薄い色(白系・ベージュ系)などは艶を感じにくくなります。
◆ボード外壁は平面が多く艶が出やすい
◆モルタル外壁は、凹凸が多く艶を感じにくい
塗料の艶度合いを検討する際には、外壁の凹凸度合いや希望の色も参考にして確認しておきましょう。
外壁塗装の艶選択は、見た目や耐久性に直結する重要な決定事項です。美観を長持ちさせたい方は艶あり塗装、落ち着いた仕上がりを求める方は艶消し塗装を選ぶと良いでしょう。色選びも忘れずに、実際の環境で確認することが大切です。リフォームを検討している方は、これらのポイントを参考にして、理想の外壁塗装を実現してください。