コンセプト
外壁塗装・各工程と期間と注意点とは?
外壁塗装を考えていても、どれくらいの期間が掛かるのか分からなくて、なかなか工事に踏み切れない方もいらっしゃると思います。
今回は、外壁塗装にかかわるスケジュールや各工程ごとの流れや日数をお話しします。
また、屋根の塗装リフォームをする場合や外壁塗装の期間中にやるべき事、近隣への対応・挨拶の必要性などについても解説いたします。
屋根・外壁リフォームをお考えの方には、是非参考になれば幸いです。
おすすめポイント
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◆外壁塗装に掛かる期間・工程・流れとは
◆外壁塗装にかかる期間は7〜10日間が一般的です。
もちろん、季節や雨の有無、職人の数などの要因によっても期間は変わってきます。
雨が降りやすく湿気が多い季節の場合、1ヶ月以上かかってしまう場合もあります。
天候に恵まれた場合でも、最低7日間はかかるのが普通です。
逆に、7日以内で済む工事を提案してくる業者には注意が必要です!
何かしらの重要な工程を飛ばしたり手を抜いたりしている可能性が高いと考えられます。
きちんとした工程で行われなかった塗装の耐久性は、著しく低くなってしまうのです。
◆外壁の塗装工事の各工程ごとの流れと期間
外壁塗装は大きく7つの工程に分けられます。
①近隣への挨拶周り・工事準備
②仮説足場設置・飛散防止シート張り
③高圧洗浄
④下地処理・養生
⑤塗装作業
⑥点検と見直し
⑦片付け・足場撤去
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◆近隣への挨拶回り・工事準備
外壁塗装は、塗料の臭いや足場などで近隣の方にどうしても迷惑がかかってしまいます。
期間も10日前後と少し長めなので、工事前の近隣への挨拶はとても重要です。
最近は、塗装業者が代わりに挨拶してくれる場合も多くありますが、もし業者が行ってくれない場合は必ず自分で挨拶に行くようにしましょう。
日頃の近隣の方々との関係性にもよりますが、業者が代わりに挨拶をしてくれるという場合には、必ずしも自分が直接赴く必要はないでしょう。
場合によっては、粗品を持参すると良いかもしれませんね。
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◆仮説足場設置・飛散防止シート張り作業
足場の設置は、外壁の塗装工事を安全で効率よく行うために必要不可欠です。
飛散防止シート(ネット)を張ることで、洗浄水や塗料が周囲に飛散するのを防いでくれる役目があります。
足場の設置とシート・ネット張りは、基本的に1日で終わります。
ただし、塗装業者が足場の設置を専門業者に依頼した場合、設置期間が1〜2日分増える可能性もあります。
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◆高圧洗浄作業
塗装に先立ち、汚れやホコリ・カビ・コケなどを高圧洗浄水で洗い落とします。
汚れがひどい場合は、「バイオ洗浄」といわれる薬剤を使った洗浄が行われることもあります。
事前に工事会社と打ち合わせをして、汚れが酷いようでしたら薬剤を使った洗浄を前もってお願いしましょう!
基本的には1日かけて洗浄を行い、1〜2日かけて乾燥させるので、計3日かかると考えた方が良いでしょう。
乾燥しやすい天候であった場合は、24時間以内に乾燥してしまうこともあります。
汚れがひどい、外壁の形が特殊などの理由で、手作業での洗浄をしなければならない場合は、さらに時間がかかります。
その場合は、費用の方も確認しておきましょう!
ちなみに、高圧洗浄機の音はかなりうるさいので、その時間は家の中にいないなどの注意が必要です。
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◆下地処理・養生作業
下地処理は、塗装前の下処理・下準備です。
剥がれそうな古い塗装の膜をキレイに剥がしたり、平らにしたりします。
新しく塗る塗料が一緒に剥がれおちるのを防ぐために行います。
具体的には、外壁材同士を繋ぐシーリング(コーキング)打ち替え・打ち増し、パテ埋め(窪んだ部分を埋めて平らにする作業)、モルタルの補修、ヒビ割れ補修などを行います。
特に劣化がひどくない場合は1日で作業は終わりますが、外壁の劣化がひどい場合は作業数も増えるので、全部で2〜3日かかってしまうこともあります。
サイディング外壁の場合は、コーキング工事が作業工程に入る可能性が高く、2日以上かかるパターンが多いです。
養生は、外壁の中で塗装しない部分を保護シートやテープを貼って守る作業で、窓ガラスやエアコンの室外機などに塗料がつくのを防ぐために必要な工程です。
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◆塗装作業
メインである塗装作業は、下塗り・中塗り・上塗りの3工程に分かれて行われます。
それぞれ基本的に1日ずつかかり、計3日はかかると考えた方がいいでしょう(天候などで多少ずれることもあります)。
塗装の最後に、軒天(軒裏の天井部分)や雨樋などの周辺部の塗装が行われます。
◆下塗り
下塗りは、「中塗り・上塗りで使われる塗料」と「下地」との間の接着剤的な役割を果たします。
中塗り・上塗りとは異なる塗料が使われ、「シーラー」や「プライマー」と呼ばれることもあります。
経年劣化の具合や塗装面の状態によっては、塗料の吸い込みが激しいため、下塗りを2回以上行う必要がある場合もあります。
◆中塗り・上塗り
中塗りと上塗りは基本的に一緒の塗料が使われます(2つを合わせて、上塗りの2回塗りと呼ばれることもあります)。
下塗り・中塗り・上塗りそれぞれの過程で、塗料の乾燥をしっかりと待つことが重要です。
乾燥を待たずして塗ってしまうと、仕上がりがイメージと異なってしまうこともありますので注意してください。
中には作業を早く終わらせて人件費を削減しようとする業者もいるので、塗料の乾燥を待つ事が必ず必要です。
上記の通り、外壁塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3工程に分かれて行われることが一般的です。
しかし、塗料の種類によっては、下塗りと上塗り合わせて2回で済むような塗料もあります。
ですので、必ずしも、2回塗りしかしない業者が手を抜いているというわけではありません。
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◆点検と見直し作業
業者と一緒に塗装の仕上がりを確認します。
塗り残しや塗りムラ、その他気になる箇所がないか入念にチェックしましょう。
もし何か気になる点があれば、工事の完了後はこの後足場を解体するので、塗り直しなどの作業が難しくなるため、気が付いた点があれば必ず相談しましょう。
その場でやり直しをお願いします。
やり直しも含めて、念のため1日は見込んでおいた方が良いと思います。
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◆片付け・足場撤去作業
全ての工程が終わったら、ゴミなどを片付け、足場を撤去します。
基本的には1日あれば全て終わります。
足場を撤去する際に、足場の部品が外壁に当たって傷がつくなどといった事もありうるので、注意が必要です。
全ての工程が終了したら、近隣の方に塗装工事が終わった旨の挨拶をすると良いかもしれませんね。
◆外壁に加えて屋根も塗装する場合の日数
外壁塗装をする際に、屋根の塗装まで一緒にしてしまう事例もたくさんあります。
理由としては、足場の設置代を節約できるからです。
外壁と屋根を別々に工事してしまうと、2回分の足場の設置代がかかってしまいます。
屋根の塗装をする場合は、プラス3〜4日ほどを見込めば良いでしょう。
外壁と屋根を合わせると、10〜14日ほどが目安です。
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◆外壁塗装にかかる期間を短くするには?
既に述べましたが、外壁塗装は基本的には7〜10日ほどかかります。
その中で、工期を短くする方法や手段は2つほどあります。
◆作業員・職人の人数を増やしてもらう
塗装は職人1〜2人で行われるのが一般的です。
職人の数を3人に増やしてもらえば、同時作業が可能になります。
しかし、工事費用を上げれば可能という訳ではなく、塗装会社が抱えている他の工事との兼ね合いもあるので、簡単に職人の数を増やすという訳にはいかないようです。
◆塗装の時期を変更する
塗装の時期を雨が降りにくく乾燥している季節に変更します。
春や秋が、塗装に適した季節です。
しかし、そのような季節は塗装の予約が埋まりやすく、また費用も高くなりがちですので注意してください。
そのような点も含めて、検討してみると良いでしょう。
◆常に工事現場に立ち会わないといけないのか?
確実に立ち会う必要があるのは、点検と見直し・最後の片付けの際のみです。
上でも述べましたが、近隣への挨拶は、必ずしも自ら行かなければならない、ということはありません。
常に立ち会う必要がある訳ではないですが、汚れたり壊れたりする可能性があるので、車や植木鉢などの置き物はあらかじめ片付けておいた方が良いと思います。
また、家主が不在のため気づかれまいと思い、大切な工程を飛ばして施工を行う業者も中にはいるようです。
ほとんどの業者はきちんと正しい工程で進めてくれますが、できる範囲で工事の様子を直接チェックするなどのアピールも必要かもしれません。
その他、足場が設置されている間は、空き巣などに狙われやすいです。
家にいる時もいない時も、いつも以上に戸締りをしっかりとしましょう。
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